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飢餓ゼロとポリオ撲滅を目指し/国際ロータリー第2750地区

投稿日:2019年11月20日

国連WFP協会安藤会長と竹下親善大使が講演

国際ロータリー第2750地区銀座・日本橋グループは11月18日、2019年度インターシティミーティング「人類の未来のために繋がろう~飢餓ゼロとポリオ撲滅を目指して~」を、銀座ブロッサム中央会館ホールで開催。飢餓ゼロを目指す国際連合世界食糧計画WFP協会の安藤宏基会長(日清食品ホールディングス社長兼CEO)と、親善大使を務める女優の竹下景子氏を招き講演会が開かれ500人超が参加した。

安藤国際WFP協会会長

国際WFP協会親善大使を務める女優の竹下氏

安藤会長は「地球と人の未来のために。~DO IT NOW!~」をテーマに講演。

日清食品グループは創業者・安藤百福氏の理念や資産となる製品を受け継ぎながら、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる2030年までに世界が達成すべき17の目標と169のターゲットに向けた取り組みを推進。事業活動を通じたさまざまな環境・社会問題の解決を目指す中、現在14項目を達成する状態にあることを明かした。

〝今すぐやろう〟をコンセプトとしたカップヌードルのCSV活動「DO IT NOW!」やスポーツマーケティング、国連WFP協会を通した食糧問題貢献活動などを紹介し、健康や地球環境に配慮した製品開発を進めながら、百周年を目指す考えを示した。

また、竹下氏は親善大使として今年7月上旬に視察で訪れたアフリカ・ルワンダの映像を放映。同国は25年前に80万人以上が犠牲となる大虐殺が発生した歴史を持ち、その後四半世紀を経てIT立国として成長。「アフリカの奇跡」と言われるほどの発展を遂げた一方、今でも人口の35%が栄養不足に陥っている。

その理由について竹下氏は、近年の気候変動の影響による予期できない規模や頻度の大雨、干ばつが原因で農業が不作に終わることで、特に農村部の人々が困難に直面していると説明。これらの問題解決に向けた国連WFP協会の活動として、湿地帯の開墾や灌漑設備の整備のために、地元の農家の人々に労働に参加してもらい、その対価として食料購入のための現金を支援することで自然災害による被害を減らし、食料不足の解消を目指す取り組み等が紹介された。

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