日本は米国に次ぐ重要な輸出相手国
カナダビーフ国際機構は10月30日、大阪第一ホテルで「カナディアンビーフロードショー」を開催し、セミナーや試食会が行われた。食肉・流通関係者など約80人が来場した。
機構の清冨一郎駐日代表はカナダビーフについて「CPTPPの発効で関税が徐々に下がっており、対日輸出が急激に伸びている」と紹介。また、協賛したカナダ領事館からはシェニエ・ラサール領事兼通商代表も登壇。カナダビーフの輸出国はアメリカに次いで日本が第2位であることに触れ、「カナダにとって日本は重要な位置づけにある」と両国の関係強化に期待を寄せた。
セミナーではカナダビーフの魅力について次の5点を挙げた。①きれいな空気や豊富な水資源などの自然に恵まれ、健康な牛を育てるのに最適②連邦政府が義務化したトレーサビリティープログラム(イヤータグなどを装着し徹底管理)③アンガス種中心の肉専用種なので柔らかい肉質で品質も安定④穀物肥育により色味が良く日本人好みの風味豊かな肉質に⑤マーブリングなど厳しい格付け基準の設定。
さらに注目の関税については38.5%でスタートしたものが、33年には9%に下がるといった利点を紹介し優位性を伝えた。
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