取り組み開始から5年強~各地で新デザイン採用
ニチレイグループの従業員が考案したラッピング車両が千葉都市モノレールで3月27日から運行を開始。前日には千城台駅(千葉市若葉区)で運行式が行われた。
同社は2013年度から事業所等を置く地域で都バスや江戸バスなど6カ所の公共交通機関でラッピング広告を展開、地域とのコミュニティ強化につなげている。ラッピング広告のデザインは従業員から募集して行われてきた。今回、開始から5年強が経過したことを受け、デザイン変更の必要性があると判断。ニチレイフーズのインナーブランディングである「ハミダス活動」と連携し、運行地域に所在する工場や研究所等の従業員からデザインを募集。当選作品を原案とした新たなラッピングデザインが、2~4月にかけて各地で運行を開始する。
千葉都市モノレールのデザインを考案したのは、千葉みなと駅近隣に事業所を構えるニチレイフーズ研究開発部研究開発技術グループの山田浩輔氏=写真下。約10年前に千葉みなと駅付近に住まいを置き、家族そろって電車を愛好という山田氏は「次は本業でもこうした機会が得られるように頑張りたい」と抱負を語った。
なお、運行式ではニチレイの田口巧取締役執行役員=写真上=が取り組み概要を説明。関係者によるテープカット、黒川孝総括駅長の号令で新デザインのラッピング車両出発を見送った。
この他にも長崎県営バスが2月8日から、高槻市営バスが2月24日からすでに運行を開始。今後も4月中旬に札幌市電で新デザイン車両が運行する。それぞれのデザインには「おいしい瞬間を届けたい」というメッセージも記載されている。
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