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「GREEN DA・KA・RA」に濃縮タイプの麦茶/サントリー食品

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時短・軽量化で家庭内の麦茶ニーズに応える

新商品「やさしい麦茶 濃縮タイプ」

サントリー食品インターナショナルは、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶 濃縮タイプ」(180g缶、115円。6缶パックもあり)を4月16日から新発売。時短、軽量を訴求し家庭内麦茶消費の課題解決を狙う。

「GREEN DA・KA・RA」ブランドは2012年の発売から成長を続けており、18年は3770万c/s(前年比123.2%)と2ケタ増。特に「やさしい麦茶」が128.9%の2140万c/sと牽引し、発売時から約10倍に拡大した。

ペットボトルの麦茶市場も18年は8000万c/s超と4年間で約2倍となり、21年には1億c/s突破が見込まれている。背景には共働きや単身世帯の増加、ティーバッグからのシフトに伴う簡便志向、ノンカフェインニーズ、夏場の水分補給の重要性の高まり等がある。

今後も市場拡大が期待される一方、2Lペットは重く持ち運びが大変、かさばるため保管しづらい、ティーバッグでは抽出に時間がかかるといった課題が残る。しかも夏場は家族で1日3~4L摂取するともいわれ、大量消費への対応が求められている。

そこで時短、省スペース、持ち運びも手軽な新商品「やさしい麦茶 濃縮タイプ」を開発。冷水に混ぜるだけで、好みの濃さに合わせ1~2Lの麦茶を手軽に作れる。2Lペットに比べて圧倒的に軽くごみも少ないメリットもある。

11日に都内で会見したジャパン事業本部ブランド開発事業部の五十嵐享子部長=写真=は、「これまで『やさしい麦茶』はすっきりした味わい、やさしさといった情緒価値が支持され伸長してきた」と説明。濃縮タイプはペットボトル、ティーバッグに次ぐ〝第3の麦茶〟と位置づけ、新たな需要を掘り起こす。

また「GREEN DA・KA・RA」は今年新たに600mlサイズを展開し、水分補給啓蒙活動にも注力。3月には牛乳と混ぜて作る栄養機能食品「同 まぜまぜスムージー」を新発売した。ブランドビジョン「親子を笑顔に」のもと、麦茶、スポーツドリンク等のカテゴリーを越えたラインアップで一層の販売強化を図る。

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