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上賀茂神社約2600年の歴史上初!休憩施設を設置/味の素AGF

投稿日:2019年4月11日

境内の自然と調和した常設お休み処

お休み処「神山湧水珈琲|煎」

賀茂別雷神社(上賀茂神社)に4月10日、常設お休み処「神山湧水珈琲 煎」が開設された。味の素AGFとの共同で、上賀茂神社約2600年の歴史上初の試み。近くに「神山湧水珈琲 煎」を提供するカウンターも設けた。

「神山湧水」は上賀茂神社の御神体山である神山よりこんこんと湧き出て、境内にも流れる清く尊い水。味の素AGFは同神社が古来よりその神山湧水を慈しみ守ってきた姿勢に畏敬の念を覚え、平成27年より「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業 supported by AGF®『煎』」と題し数々の文化事業に協賛。今回のお休み処設置もその一環で参拝者にやすらぎの時間を提供し、参拝とともに自然などにも親しんで欲しいという上賀茂神社の想いに応えた。

お休み処は周りの景観に調和しつつ新鮮さを演出する憩いの庭をイメージ。庭の白砂や植物が木々に囲まれる神社の雰囲気と見事に調和する。そこにまるで巨大な丸太のように見える直径約18mの円形ベンチを設置。約80人が利用できる。神社の歴史に合わせ2600本のヒノキ材を使用し、座ればヒノキの芳しい香りに包まれる。入り口は南北側が神山に向けて、東西側は神山を模したとされる立砂に向けて導線を配置し、参拝者が訪れやすいよう工夫が施された。

また、近くの社務所横に「神山湧水珈琲 煎」を提供する常設カウンターも設置。神山湧水珈琲は神山湧水の魅力を最大限に生かすため、味の素AGFが豆選びやブレンド、焙煎などを工夫し作り上げた。これまでは祭事や結婚式で提供されるだけだったが、今後は参拝客にも提供し魅力を発信する。ホット、アイスともに1杯400円。

4月9日に関係者を招いた完成披露式典を開催。同神社の田中安比呂宮司は「お休み処の設置で、参拝者に上賀茂神社や周囲の自然の魅力を存分に感じてもらいたい」と期待を語った。また、味の素AGFの品田英明社長は「参拝者に憩いの場が提供でき、世界にただ一つの神山湧水珈琲を味わってもらえることとなり念願が叶った」と笑顔を見せた。

この他、常設お休み処の空間デザインを担当した長谷川豪建築設計事務所の長谷川豪代表、AGFブランドのパッケージデザインを手掛ける日本デザインセンターの原研哉社長、京都市の岡田憲和副市長が来賓挨拶。田中宮司から品田社長に感謝状の贈呈も行われた。その後、神主によるお祓い、尺八演奏家の藤原道山氏によるこけら落とし奉納演奏が行われた。

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