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「サラダ白書2026」を発表/サラダクラブ

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パッケージサラダ、時短から食卓の定番へ

左からサラダクラブ・松島華子氏、島本美由紀氏、サラダクラブ・新谷昭人氏、同社・木原多恵氏

パッケージサラダが「忙しい時の時短アイテム」から、日常の食卓を支える定番食材へと役割を広げている。サラダクラブは8月26日、東京・渋谷で「サラダ白書2026発表会」を開催。過去10年間の調査データを紹介するとともに、市場の成長を踏まえた今後のブランド・商品戦略を示した。

新谷昭人社長は、パッケージサラダ市場が長期的な拡大基調を維持していると説明。市場規模は2025年度に約2200億円、26年度も約2150億円を見込むとした。今期の販売状況についても触れ、上半期は前年に野菜相場が高騰したことで売り上げが伸びた反動があるものの、ほぼ前年並みを維持していると説明。相場環境が変化する中でも、パッケージサラダの需要は底堅く推移しているとの認識を示した。

新谷社長

一方で、生活者の野菜不足は依然として大きな課題だ。新谷社長は、野菜摂取を阻む要因として「手間・負担」「無駄・罪悪感」「鮮度・品質」の三つの壁を挙げた。その上で、パッケージサラダを通じ、簡便・時短、レシピ提案やゴミ削減、価格安定や長持ちといった価値を提供し、「生産者と食卓の架け橋」として野菜摂取量の向上に貢献していく考えを示した。

こうした問題意識は、「サラダ白書2026」の調査結果にも表れている。野菜不足を補うために利用したい商品では「パッケージサラダ」が50%で、2022年以降5年連続の首位。利用シーンでは「普段の食事として」が48%で最も多く、「料理をするのが面倒なとき」43%、「時間がないとき」42%を上回った。パッケージサラダが特別な時短商品から、日常の食卓に定着していることがうかがえる。

利用頻度も高まっており、週1回以上利用する人は10年前の26%から38%へ上昇。「栄養成分が損なわれている」と考える人は26%から16%に減少するなど、商品に対する理解も進んだ。また、食べた後の気持ちでは「野菜をとったという安心感がある」が52%で最多となり、便利さに加えて健康や満足感といった価値が支持されている。

ブランド面では、新たなコミュニケーションメッセージ「サラダ、ラブ。」を打ち出した。機能的な価値にとどまらず、「畑と食卓」を愛情で結び、サラダを通じて毎日の笑顔を応援するという中長期的なブランドメッセージに位置付ける。10年ぶりとなるテレビCMを8月25日から放映しており、10月からは別バージョンも投入する予定。継続的なコミュニケーションを通じ、パッケージサラダの新たな価値を発信していく。

商品戦略では、昨年12月に発売した加熱済みパッケージサラダ「そのままパクっとベジタブル」(パクベジ)シリーズを成長の柱に据える。発売後の出荷は当初の1.5倍に伸長しており、計画通りに推移。2028年度には売上高50億円を目指す。8月21日には第2弾として「国産蒸しカリフラワーミックス」と「国産焼きさつまいも」を発売し、洗浄・カットに加えて蒸し・焼きまで済ませた「開封後すぐ食べられる野菜」の提案を広げている。

発表会では料理研究家の島本美由紀氏も登壇し、新商品の活用レシピを紹介。遠州工場を訪問して製造工程や品質管理を取材した映像も公開し、商品の鮮度や安全性への取り組みを伝えた。

料理研究家 島本美由紀さん

市場の成長を追い風に、「便利な時短商品」から「日常的に野菜を摂るための食材」へ。サラダクラブは「サラダ、ラブ。」を中長期のブランドメッセージに掲げ、調査データ、商品開発、コミュニケーションを連動させながら、パッケージサラダの定番化をさらに進めていく。

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