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スナック・シリアル、出荷額ともに過去最高へ

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価格改定が寄与、数量は伸び悩みも金額成長継続

日本スナック・シリアルフーズ協会は4月20日、会員企業の集計による2025年(令和7年)のスナック菓子およびシリアルの生産数量・出荷金額(推定)を公表した。

物価上昇が続く一方で実質賃金のマイナスが長期化するなど、消費環境は厳しさが続いたものの、価格改定の浸透や一部カテゴリーの伸長により、出荷金額は両分野とも前年を上回り、過去最高を更新した。

スナック菓子の出荷金額は前年比5.0%増の4,147億円となり、2017年以降9年連続の増加。初めて4,000億円の大台を突破した

一方、シリアルの出荷金額も同3.8%増の699億円と堅調に推移。両分野を合わせた協会会員の総出荷金額は4,846億円(同4.8%増)となり、5,000億円規模が視野に入る結果となった。

数量は横ばい傾向、価格主導の成長に
スナック菓子では、すべてのカテゴリーで出荷金額が前年を上回ったが、生産数量は総じて横ばい傾向となった。

最大カテゴリーのポテトチップスは、国産ばれいしょの不作や品質低下の影響が続き、数量は伸び悩み。コーン系スナックも、円安に伴う原料価格上昇の影響を受け、数量は横ばいにとどまった。

一方で、ファブリケートポテト(成型ポテト)や小麦系スナックは好調で、生産数量・出荷金額ともに大きく伸長した。

シリアルはグラノーラが牽引、オートミールは反動減
シリアル市場でも、多くのカテゴリーで出荷金額が前年を上回ったものの、生産数量は全体として伸び悩んだ。

主力のグラノーラは、新商品の投入やラインアップ強化が奏功し、出荷金額ベースで3年連続の増加。コーンフレークは前年並みを維持した。

一方、オートミールはコロナ禍での健康志向の高まりによる急伸の反動が続き、減少傾向が継続している。

価格改定が定着、次の焦点は数量回復
今回の結果は、価格改定の定着により市場規模が拡大する一方、数量面では伸び悩みが続く構図を示した。

原材料価格や為替の影響が続く中、今後は付加価値商品の開発や需要喚起策を通じて、数量回復をいかに実現するかが焦点となりそうだ。

日本スナック・シリアルフーズ協会
https://www.jasca.jp/

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