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一平ちゃん夜店の焼そば、袋麺本格参入/明星食品

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汁なし麺拡大戦略を加速

豊留社長(左)と木所取締役

「一平ちゃん 夜店の焼そば」ブランドが、ついに袋めん市場へ本格参入する。明星食品は2026年春夏の目玉商品として「一平ちゃん 夜店の焼そば 袋 からしマヨ付 5食パック」(680円)を投入する。2025年に発売30周年を迎えてなお2桁成長を続ける主力ブランドを袋めんに横展開し、「麺の明星 汁なし麺拡大戦略」を一段と加速させる構えだ。

袋めん市場における汁なし構成比はインテージSRI+データによると業界全体で11%、同社では5%にとどまる。一方、カップめんでは53%を占めており、このギャップを最大の成長余地と位置づける。フライパン調理に最適化したソースねり込み麺を新設計し、夜店ソース(液体ソース)と特製からしマヨで差別化。東日本で4月6日から先行発売する。流通からの評価も高く、広範な配荷が見込まれており、発売前から大型商材としての期待が高まっている。

同社は2月20日、都内本社で「春夏夏新商品戦略」を発表。今期は「明星 五重塔戦略」を基軸に、春夏の「汁なし麺拡大戦略」と秋冬の「麺の明星 主食麺宣言!」を両輪で展開する。第3四半期までの売上高は前年同期比6.3%増と堅調に推移し、2021年以降の成長基調を維持している。
あわせて年間を通じたアニバーサリー施策も強化する。「チャルメラ」60周年、「中華三昧」45周年を迎え、周年ロゴ入りパッケージや限定企画、販促キャンペーンを展開。店頭での視認性と話題性を高め、ブランドの再活性化につなげる。

2026年も猛暑が予測されるなか、〝気象マーケティング〟を本格導入する。気温変動を織り込んだ販促計画や店頭施策で需要の山を確実に取り込む構えだ。
木所敬雄取締役マーケティング本部長は「猛暑が常態化するなか、気象データを起点とした施策が競争力を左右する。汁なし麺には明確な伸長機会がある」と強調する。

袋めんカテゴリーでは、「鉄板焼そば 5食パック」を8年ぶりに刷新し、ソースねり込み量を1.3倍に増量するなど既存品の価値向上も推進。「チャルメラ 油そば 5食パック」の改良、「中華三昧 赤坂璃宮 涼麺」「同 辛涼麺」、「麺神 昆布水つけ麺 地鶏だし醤油味」など、汁なし・冷し系のラインアップも拡充し、市場全体の底上げを図る。
また「新・明星 五重塔戦略」では、従来5層で捉えてきた消費行動区分を再整理。そのうち一層を拡大するプチ贅沢品志向に応えるゾーンへ再定義し、〝Petit Premiumライン〟を構築した。

タテ型カップの新ブランド「ニッポンの神チェーン」シリーズ(245円)を投入し、プレミアム価値と値ごろ感の両立を図る。
6月には原材料・物流費高騰を背景に価格改定を実施するが、既存ブランドの強化と新機軸商品の投入により価格以上の価値を訴求する方針だ。

豊留昭浩社長は「市場環境が変化するなかでも、明星食品の強みを活かした戦略で持続的成長を実現する」と述べ、2026年をさらなる飛躍の年に位置づけた。

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