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パスタに新たな可能性 キリンBと共同開発/日清製粉ウェルナ

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アップサイクル第2弾

日清製粉ウェルナは、製造工程や物流段階で発生する端材や包装破損品など、食品ロスとなるパスタを活用したアップサイクルビール「パスタデビール」をキリンビールと共同開発した。食品ロス削減と資源循環を目指す取り組み「パスタデミライ アップサイクルプロジェクト」の第2弾となる。

このプロジェクトは、これまで廃棄されてきたパスタに新たな用途を見出し、付加価値のある製品へ生まれ変わらせる試みとして推進。今年8月には、パスタ端材を活用したプラスチック素材「パスタデプラ」を初めて公開していた。

今回発表した「パスタデビール」は、見た目の傷や包装破損により販売できないものの品質には問題のないパスタを、ビールの主原料である大麦の一部に代替して醸造した。限定醸造分には約100㎏(約1千食分)のパスタを活用し、食品ロス削減につなげた。

キリンビールも食品ロスをネイチャーポジティブとサーキュラーエコノミーの観点から重要課題と位置づけ、両社が理念を共有したことから協業に至った。

「パスタデビール」は、スプリングバレーブルワリー東京(渋谷区代官山町)で12月17日~30日まで期間・数量限定で販売される。70周年を迎えた「マ・マー」ブランドのパスタを使ったコラボメニューとともに提供され、特別フェアとして展開する。

また、プロジェクトではロゴも新たに制作。パスタの無限の可能性を象徴する〝?〟マークをあしらい、思いがけない価値へと変わるアップサイクルの世界観を表現した。日清製粉ウェルナは、今後もプロジェクトを継続的に拡大していく。

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