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コナモンの日プレイベント/日本コナモン協会

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キャベツの切り方でおいしさ変わる?

今年もプレイベントは盛況に

(一社)日本コナモン協会は4月25日、大阪なんばNGK前でコナモン啓発イベントを開催。5月7日に23回目を迎えるコナモンの日を盛り上げる恒例イベントで、食品メーカーや飲食店などが集まりコナモンの魅力を訴えた。また「キャベツの切り方でおいしさが変わる?大試食会」も同時開催。試食には約100人が参加した。
同協会の熊谷真菜会長は「海外でお好み焼を知った人たちが本場の味を求めて大阪を訪れる。それだけ日本のコナモンは海外で評価され関心を集めていることを、日本の人にこそ知ってほしい」と話した。

猿渡支店長と熊谷会長

島原支店長と熊谷会長

コナモン専用マヨネーズ

当日は(一社)大阪活性化事業実行委員会の千田忠司代表理事(千日前道具屋筋理事長)が「千日前道具屋筋の包丁は、高単価でも海外のお客さんに大人気。包丁の違いで味が変わることを知ってほしい」とアピール。文化庁の髙橋一成参事官(生活文化連携担当)は「世代を超えて受け継がれてきたお好み焼・たこ焼は、文化庁が注力する100年フードのトップランナー。日本の食文化は地域によって調理・食べ方が異なる多様性が特長だが、その代表格がコナモンと言える」とコナモン文化を称賛した。

「世界に広がるコナモンの今」としてオタフクソース・島原由里子大阪支店長は「海外にはオコ・タコ専門店が920店舗あり、当社はそのすべてにソースを提供。5月31日、6月1日には梅田スカイビルでインバウンド向けイベントも開催する」とアピールした。さらにキユーピー・猿渡守大阪支店長は「日本のマヨネーズはオコ・タコメニューとともに海外79カ国で浸透している」と話した。昨秋のコナモンイベントではコナモン専用マヨネーズを開発することを約束した猿渡支店長。結果、製品化できた?の問いに、関西限定品の業務用「鉄板コナモン用マヨネーズ(卵黄タイプ)1㎏」を2月から発売したと説明、約束を果たし「ほっとした」とコメント。オコ・タコ専門店からはマヨネーズの酸味が強すぎるとコナモンメニューには合わないがコク深さは求められる。この注文に応え酸味を抑え卵黄のコクを生かした製品を作り上げた。既に大阪の専門店では導入している店舗もあるが、関西エリアでしか味わえないためコナモン好きが当地に集まるきっかけになるかも。

このほかお好み焼・ゆかりの山下真明社長は「インバウンド客が増え海外でのお好み焼認知度が高まったと実感。具だくさんメニューが人気」と現況を報告。同じく専門店の福太郎・中西保夫社長は「お好み焼は大阪や広島のローカルフードとしてではなく、日本を代表するメニューとして今後も世界に発信していく」と意気込みを見せた。
また大阪・関西万博では“食うぞ、万博”として食が持つチカラで大阪をまちごと盛り上げるプロジェクトを大阪商工会議所などが中心となって展開中で、同会議所の藤田紀子氏と千房・河田勉氏、たこ八・垣内健祐副社長、甲賀流・田中由弘社長が取組みをアピール。
最後に射手矢農園のお好み焼に好適とされる松波キャベツを農園とお好み焼でん・田中昌行社長が紹介。このキャベツは火を通すと糖度が上がり、ソースやマヨネーズとも相性が良いという。試食会ではキャベツのみじん切りと千切りのどちらを好むかを投票。結果は5月7日のコナモンの日に、YouTube動画で明かされる。

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