第22回インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会
一般社団法人日本即席食品工業協会(理事長:安藤宏基)主催「令和5年度第22回インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会」が11月26日、服部栄養専門学校(東京都渋谷区)で開催された。
小学4年生~6年生がインスタントラーメンを使って、材料や調理法、栄養バランス、盛り付けなど自ら考えたアイデアを競い合う。今年は応募総数9,429作品(前年9,754作品)の中から地区大会で優秀賞に選ばれた各2人、合計11人(1人欠席)が全国大会に出場。九州・沖縄代表では昨年も入賞した女子の姿も見られた。審査は同協会の篠原幸治食育推進委員長(サンヨー食品)ら5人で行われた。
農林水産大臣賞に輝いたのは、袋麺を袋のまま調理する「災害時も水でお手軽に!栄養もとれる元気ラーメン」を考えた中部地区代表の渡辺藍梨さん(愛知県/岡崎市立竜美丘小学校5年)。副賞として図書カード50,000円分と即席麺3カ月分が贈られる。農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課の佐々木隆行課長補佐は、日頃からの備えに加え作品の彩り、栄養価を高評価し、このアイデアの利用許可を保護者に求める考えもみせた。
また文部科学大臣賞には、アウトドアで人気のマルチグリルパンで調理した「汁なし簡単担々麺風混ぜラーメン」の九州・沖縄地区代表の岡村柚芭さん(福岡県/岡垣町立海老津小学校6年)が選ばれた。副賞として図書カード30,000円分と即席麺3カ月分が贈られる。篠原審査委員長は、出来栄えと味わいはもちろん、切り分けてみんなで楽しめる点を高評価のポイントに挙げた。
この他、審査員特別賞、日本栄養士会賞、服部栄養専門学校賞(以上、図書カード10,000円分と即席麺3カ月分)、インスタントラーメンナビ賞(図書カード5,000円分と即席麺6カ月分)、入賞(5人/図書カード3,000円分と即席麺3カ月分)が選出された。
篠原審査委員長は総評として、頑張ることと、人を思いやることの大切さを語り、さらには和洋中と様々な食が子どものころから経験できる日本の素晴らしさを説き、「この中から料理界の大谷翔平が出てきてもおかしくない」とエールを贈った。
【受賞者一覧】
・農林水産大臣賞
渡辺藍梨(わたなべ あいり)
愛知県/岡崎市立竜美丘小学校5年
「災害時も水でお手軽に!栄養もとれる元気ラーメン」
・文部科学大臣賞
岡村柚芭(おかむら ゆずは)
福岡県/岡垣町立海老津小学校6年
「汁なし簡単担々麺風混ぜラーメン」
・審査員特別賞
星野仁志(ほしの ひとし)
埼玉県/川越市立月越小学校5年
「すったてラーメン」
・日本栄養士会賞
綿貫裕太(わたぬき ゆうた)
埼玉県/坂戸市立桜小学校5年
「葉酸たっぷりラーメン」
・服部栄養専門学校賞
村上尊(むらかみ たける)
青森県/弘前市立大成小学校5年
「青森県産いろどり野菜のリンゴ冷やし中華ラーメン」
・インスタントラーメンナビ賞
守山美空(もりやま みそら)
愛知県/犬山市立楽田小学校5年
「台湾ラーメン風トマトまるごとラーメン」
・入賞
浅尾義矢(あさお よしや)
徳島県/石井町高原小学校4年
「鳴門ダイのすだち塩ラーメン」
辻奏多(つじ かなた)
京都府/京田辺市立大住小学校4年
「京田辺のやさいたっぷり玉露ラーメン」
入木七愛(いりき ななみ)
鹿児島県/日置市立伊集院北小学校6年
「香り立つ鰹節☆これぞ茶節ラーメン」
石坂桜瀬(いしざか おうせ)
広島県/江田島市立江田島小学校6年
「カルシウムラーメン」
北村実緒(きたむら みお)
大阪府/河内長野市立加賀田小学校6年
「冬にぴったり!ぽかぽかしょうがラーメン」
一般社団法人日本即席食品工業協会
https://www.instantramen.or.jp/
公益社団法人日本栄養士会
https://www.dietitian.or.jp/
服部栄養専門学校
https://www.hattori.ac.jp/
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