大阪も大型セールに沸く
イオンリテールは3月1~5日まで、関東・北陸信越・東海・近畿・中四国のイオン、イオンスタイルなど約360店舗で「イオン超!春トク祭り」を開催。
3月は新生活需要などにより、年末年始商戦に次いで家計消費支出が高まる時期。例年、大型セールを投入するが、今年は値上げラッシュの中で、よりインパクトのあるセールを最大624品目で実施。食品では飲料のケース販売など買い置き商材を中心に、最大500円引きのアプリクーポンを用意したほか、イオンの従業員26万人が選んだ「トップバリュいいね大賞2023」受賞の40品目などPB強化の2本立てで活性を図った。
関西地区の売上げ上位店舗であるイオンスタイル四条畷(大阪府四条畷市)でも624品目(食品227、衣料83、住関241、HBC73)で大型セールを敢行。昨年の3月はまん延防止等重点措置が施行されていたため、モール型など大規模商業施設は敬遠されていた。その反動も含め、期間中の売上高・客単価は110%、客数は倍増を見込む。
同店では昨春と違い土日の需要が高まりを見せており、さらにお出かけ需要も回復。トラベル関連では大型のキャリーケースなどの売れ行きが良いという。生活応援にはアプリクーポンとトップバリュを強化し、お出かけ需要には、必要な衣料品や関連グッズをお値打ち価格で提供。さらに新生活に対しても、今年は入学・卒業式に父兄が参加できるとあって、学生需要プラスαを取りこぼしなく確保する。
NBとPBの価格差が広がっているが、ボリュームゾーンのNBについては、アプリクーポンやボーナスポイント、競合に負けないEDLP「安い値!」での展開などを強める。今後も「イオン超!ナツ夏祭り」、ブラックフライデー、年末年始セールと四半期ごとの価格提案で消費を盛り上げていく。
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