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展示会 関西トピックス

大阪・京都に密着した春の展示会/国分西日本

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約6000品目が集まる

京都の名店など地元と密着した提案に注力

国分西日本は2月7日、帝国ホテル大阪で2023年春季展示商談会を開催。出展・出品数は374小間(メーカー265、国分37、企画72)・約6000品目で、得意先800人程度が来場した模様。

会場入り口では市場概況や未来予測として、節約やスポーツイベントなど今年の商戦キーワードを解説。また消費を喚起するトレンド(乾物・お茶・ライスペーパー・マニアックアジア・ロゼ料理・次のスイーツ・デーツ・次にくるフレーバー・さかなの日)を示した。国分オリジナルブースでは西日本開発商品としてヘルシーな「具粥さん」、バルメニューをイメージした「缶ちぃず」を訴求。さらに「缶つま」新商品の「豚ハラミ焼スタミナガーリック」(550円)やアウトドア専門店での販売も視野に「〝CAN〟Pの達人」シリーズほか、EC販売に向けた「膳」ブランドも。

近畿エリアの共創圏の取り組みとしては、NPO農産物加工協会と連携した大阪産(もん)の拡売や京都・宇治に密着し、宇治の名店フレンチ・ビストロdeナカガワのメニューやこだわり茶舗・南山城社の「むらちゃ」を使用した「むらちゃプリン」などを紹介。茶舗ならではの上品な味わいが好評を得ていた。また、百貨店の催事などで人気のミヤコパンダの餃子各種や山城農産の最高級国産あい鴨を使ったメニュー、香月庵の有名たけのこ産地の逸品などに、多くの来場者が舌鼓を打った。近畿での共創圏は個々の企業との連携から、地域や地元団体と協力したつながりへと進化し新たな売り場を開拓している。さらに北海道から九州までの共創圏の取り組み事例や商品・メニューも紹介した。

注力カテゴリーとしては、プラントベースフード(PBF)を取り上げ、温度帯を問わない選択肢の広さや味・おいしさなどを啓発。「ととのう食」では、夏バテなど季節的な悩み対策、ダイエットなど理想の自分を目指すための商品群、ビタミンやミネラルなどが豊富な食品で食事バランス調整を提案した。このほか、8人のマーチャンダイザーが推奨する「MDおすすめ!発掘横丁」では地域商品を中心にラインアップし、酒類では新しい酒との向き合い方を提案。「アジアンでアレンジ〜涼味麺〜」では素麺のアジアン風アレンジなどをおすすめしていた。

近年、注力する物流センターでの流通加工品は冷食・チルドを中心に、NB各種のセットアップやPBFの挽き肉、小売業に向けたフロ・チルキット加工品を提案。関西総合センター内に設けた4つの加工場での商品作りを披露した。

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