THE FOOD WEEKLY

展示会 関西トピックス

秋季展示会を大阪からスタート/日本アクセス

投稿日:2019年7月23日

西日本会場の独自企画も充実

6800人が集まった西日本会場。特にデリカコーナーは活況を呈した

日本アクセスは7月18~19日の2日間、第7次中計のスローガン「New ACCESS Way 2020~進化・創造~」をテーマに、秋季フードコンベンションをインテックス大阪で開催し、前年よりも約1000人多い約6800人の得意先が来場。西日本会場には前年と同じく550社(ドライ148、アイス19、冷食24、和日配77、洋日配57、乳製品11、生鮮デリカ138、その他76)が出展した。

西日本会場独自の企画としては、小売業の課題解決コーナー「eatoco」を設置。新商品、売れ筋、トレンド、ストアサポートの4ブースを用意し、特にぽん酢の売場改革を提案するマトリクス什器に注目が集まった。また地産商品の発掘市「諸国逸品」では各地の売れ筋を再発掘し、日本の食文化の魅力を改めて訴求した。(下に続く)

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(スライド写真は8枚)

幹線物流コーナーでは関東・九州での売れ筋商品を紹介。また「IRODORI」コーナーでは「道頓堀焼きそば」をより進化させて提案したほか生鮮スイーツも紹介。さらにロングライフや自然解凍商品によるフードロス提案も行われた。

全社提案としては、新たなオリジナルブランド「からだスマイルプロジェクト」商品を紹介。また同社商品群で最大ウエートを占めるドライ提案では、嗜好品の中でも紅茶・緑茶・中国茶を中心に、NB以外の嗜好品商材によるワクワク感を訴求。乾物・乾麺では、乾物deカレーなどNBメーカーとコラボした乾物の新メニューや時短をキーワードに〝手間なし〟も提案。乾麺は乾麺グランプリの受賞メニューのほか、AK研によるメーカーコラボ商品や日本アクセス留型商品を披露。また4月から戦略カテゴリーと位置づける菓子では注目度の高いNBのコラボ商品を紹介。酒類はチルド生酒「キリリ生の酒」の新商品やクラフトビールと、Delcy商品とのマリアージュを提案した。

チルドは新規・地域メーカーの商品提案に加え、今回初の取り組みとなる海外・国内のテーブルチーズを提案。北海道産を中心とした国産ナチュラルチーズと欧州産との食べ比べを実施。また駅弁の同社先行発売商品も紹介した。フローズンは店頭の売り場立ち寄り率を向上させる企画を提案。またリーチイン什器に適した売り場・陳列も紹介した。

生鮮分野では農産のオリジナル生鮮冷凍キット「Stockitchen!」を訴求。水産は伊藤忠商事と連携した、安価でおいしいカニカマや陸上養殖のサーモンなども提案。畜産は「令和の畜産売場はDELI化する」とし、ローストチキンやフライドチキンを、クリスマスやスポーツ観戦用のワンハンドメニューとして提案した。

フードサービスでは店舗作業の軽減につながる「チルド丼キット」や手作り感のある惣菜メニューを提案したほか、スーパー大麦・バーリーマックスを訴求するなど、AG研の研究成果を披露。特筆は単一メニューの訴求に留まらず、飲料・酒類と食品とを合わせた提案。1ドリンク+もう1品のデザート、フードのメニュー提案や、1ドリンク+フードの居酒屋セットメニューなどが関心を集めた。

このほかメーカー77社参加の「Mart新商品グランプリ」と「バイヤーズグランプリ」の同時開催や、北海道・沖縄物産展、デジタルマーケティング等の情報卸のアピール、乳酸菌関連や発酵食品等の健康食品など多彩な展示で会場を賑わせた。

この他、第1四半期業績を7月22日に発表。売上高は前年同期比100.8%の5299億8800万円、営業利益122.2%の30億1300万円、経常利益122.9%の31億9300万円、四半期純利益123.3%の19億200万円。

なお東日本会場は7月24~25日の2日間、さいたまスーパーアリーナで開催される。

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