ティー専門店で初のユニコーン企業として注目
お茶ベースのドリンク専門店を展開する品道(東京都港区、鄧彬社長)は7月4日、日本第1号店となるティードリンクブランド「奈雪の茶 道頓堀店」を大阪市内のラオックス道頓堀店にオープン。
「奈雪の茶」は中国とシンガポールで約360店舗を展開する超大型ブランド。時価総額は1千億円を超え、ティー専門店では初めて、巨額の利益をもたらす可能性のあるユニコーン企業として注目されている。
ブランドコンセプトは「一杯のお茶と一口のパンの幸せな出会い。」でお茶文化の継承と新たなライフスタイルの提案を目指す。明るく温もりのある店内では、高品質で無添加・無香料の茶葉と新鮮な無添加の果実を掛け合わせた「フルーツティー」が彩り鮮やか。こだわりの茶葉は創業時に世界各地の茶園を巡り厳選し、自家茶園で栽培している。ウェルネス志向な女性向けにはドリンクに合う、人工添加物を含まない奈雪シグネチャーベーカリーも提供する。
7月2日に開催した内覧会で、日本支社の黄華文副支社長は日本初出店が大阪となった経緯について説明。大阪がグルメの聖地であること、現在は新型コロナで厳しいが多くの国内外の観光客が期待できること。そして「大阪は友好的な人が多く、店舗コンセプトとマッチした。年内にはアメリカでの初出店も予定している」と意欲的だ。
看板メニューは「フルーツティー」。中でもシグネチャードリンク「いちごチーズティー」はいちごのショートケーキをイメージし、香り高いジャスミングリーンティーにフレッシュないちごをブレンド。その上にふんわりと軽いソルティーなクリームチーズフォームをたっぷりとトッピングした。お茶の香りといちごの甘さをチーズフォームが引き立てる。Cold880円、Hot850円。また「奈雪オレンジジャスミン」は香り高いジャスミンティーにフレッシュなオレンジジュースとスライスしたオレンジの果実をたっぷりと入れた。果実本来の甘さを生かしたヘルシーで爽やかな一杯。750円、720円。
台湾・阿里山の大紅袍烏龍茶を使った「大紅袍烏龍タピオカミルクティー」は極上の香りが魅力的で、新鮮な牛乳を合わせてもちもちのタピオカをトッピング。その上にホイップクリームを追加し、飲みごたえ抜群。Cold800円。
一方、ベーカリーは常時約20種類を販売。独自製法の高加水パンに仕上げており、柔らかくもちもちとした食感と小麦の香り・甘味が楽しめる。人気メニューの「魔法棒イチゴ」は、ふんわりとしたパンに北海道産の生クリームとフレッシュないちごを乗せた。外側のクランブルにはアクセントにアーモンドプードルを混ぜてサクサク食感を演出。ピンクのカワイイ見た目はSNS映え抜群。S380円、L700円。また「ドゥドゥかぼちゃ」は、中国語で”赤ちゃんのほっぺたのようにふっくらしたもの”を意味する「ドゥドゥ」を冠しもちもち食感が特長。パンの中にはかぼちゃ、有機小豆で作ったあんこ、おもちがぎっしり。350円。
道頓堀店限定メニュー「たこ焼きパン」
日本限定のオリジナルメニューも充実している。「クリームパン」は国産カスタードを使用し、シンプルで優しく飽きない味わい。250円。「チョコレートくるみ食パン」は、チョコレートとナッツがぎっしり詰まり食べ応え抜群。385円。「トリュフ食パン」はトリュフとトリュフオイルをふんだんに使用した香り高い贅沢な食パン。600円。
アジアンテイストな商品が並ぶ中、大阪らしさを演出した道頓堀店限定メニュー「たこ焼きパン」は注目。大阪名物たこ焼きをイメージし、顔を描いたかわいらしい見た目のパンの中にたこ焼き、かつお節をまとってインパクト抜群。250円。
【奈雪の茶 道頓堀店概要】住所/大阪府大阪市中央区道頓堀1-8-22道頓堀ゼロゲートラオックス道頓堀店1階▽席数/65席(当面40席程度で運営)▽営業時間/11~20時(定休日は施設に準ず)▽客単価/1000~1500円▽月商目標/1500万円。
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