「牛乳・乳製品から食と健康を考える会」100回記念講演
日本乳業協会は2月17日、第100回「牛乳・乳製品から食と健康を考える会」を東京・ホテルグランドパレスで開催。乳業メーカー、関係団体など約90人が参加した。
日本乳業協会の西尾啓治会長(雪印メグミルク社長)は「考える会では、これまで食に関するさまざまなテーマを取り上げ、情報の共有化を図ってきた。引き続き、牛乳・乳製品に関する情報発信に努めていきたい」とあいさつ。
記念講演では、東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チームの成田美紀氏が「牛乳・乳製品の摂取習慣と高齢期の健康について」をテーマに、高齢者における牛乳・乳製品と食品の摂取状況を追跡調査した研究結果を発表。
普通乳または高脂肪乳を毎日コップ1杯以上摂取する人は、筋肉や骨に必要な栄養素を充足でき、サルコペニア罹患に防御的であることを示唆した。さらに、日頃から牛乳・乳製品を摂取する習慣に加え、多くの食品を食事に取り入れることで、フレイルや認知機能の低下予防に役立つ可能性を明らかにした。
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