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コロナ対策で腸内環境も変化/発酵性食物繊維コンソーシアム

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過度の手洗い・消毒が腸内細菌減らす要因に

消化器内科などの専門家で構成する発酵性食物繊維コンソーシアムは、10月25日にマスコミ向けのオンラインセミナーを開催し、腸内細菌に関わる最新の調査結果などについて紹介した。

人間の腸内には約1000種類の細菌が共存する「腸内微生物の多様性」により、栄養代謝だけでなく疾患・老化防止や自律神経を整えるなど、心身に関わるさまざまな機能・作用に関与している。中でも免疫力については新型コロナにより注目度が一気に高まったが、コロナ対策が一因となり腸内環境に変化が生じているという。

東京大学医学部附属病院小児科の伊藤明子医師=写真=によると、腸内微生物の多様性は近年低下傾向にある。これらによりアレルギー羅患者の増加が考えられ、極端に清潔志向の人やその同居家族ほど顕著であることが確認されている。

同様の状態・傾向の原因がコロナ禍での過度な手洗いや消毒・殺菌であると、アレルギー学会などで発表された。特に気を付ける点は、次亜塩素酸ナトリウム製剤を空中散布する抗菌製品。空気と一緒に吸い込んでしまうため、腸内細菌への影響も大きいという。

一方、腸内微生物の多様性を正常化させるのに役立つのが、小麦ブランなどに多く含まれる「発酵性食物繊維」。腸内で発酵して短鎖脂肪酸を生成し、免疫反応の抑制や疾患予防を促進する。

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