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THE FOOD WEEKLY

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乳酸菌PA―3株が尿酸値の上昇を抑制/明治

投稿日:12月3日

尿酸値に関するマスコミセミナーを開催

左から久留鳥取大学大学院教授、野口大阪大学大学院招聘准教授、藏城大阪市立大学大学院講師

明治は「痛風のみならず、腎障害、高血圧、心疾患、脳血管障害…を引き起こす 疾病リスクマーカーとして注目すべき尿酸値に関する新知見」と題したマスコミセミナーを11月29日に都内で開催。血清尿酸値の上昇を抑える最新研究成果や、高尿酸血症のリスクに関する正しい知識などを紹介した。

久留一郎鳥取大学大学院医学系研究科教授が「高尿酸値による疾病発症のリスク」をテーマに講演。尿酸は生理的濃度(尿酸値5mg/dl程度)で血管内皮機能(=血管のしなやかさ)の維持に重要な物質だが、尿酸値が血中に溶けることができる限界の濃度(7mg/dl)を超えると高尿酸値血症と診断され、局所に尿酸結晶の沈着を起こし、痛風関節炎を発症する。

高尿酸血症は尿酸が細胞内に取り込まれ臓器障害を引き起こす全身病であり、高血圧や腎臓病、メタボリックシンドロームなど生活習慣病の合併リスクを高める。生活習慣病に合併した高尿酸血症による痛風発症率を下げる食品として牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を挙げ、食事を含めた生活指導の必要性を解説した。

野口緑大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授は「地域・職場での生活習慣病対策 保健指導における尿酸値の重要性」と題し講演。健康診断や人間ドックなどで尿酸値を知り、日頃の健康づくりのバロメーターとして役立てることで高尿酸血症の予防につながる―と保健指導の観点から軽視されがちな尿酸値の重要性を説明した。

藏城雅文大阪市立大学大学院医学研究科講師は「Lactobacillus gasseri PA―3」(以下、乳酸菌PA―3株)と尿酸値に関する最新の試験結果を紹介した。

20歳以上の14人を2グループに分け、それぞれ乳酸菌PA―3株を含んだヨーグルトと非含有のヨーグルトを1日112g、3日間摂取。4日目に前日と同じ種類、同量のヨーグルトとプリン体(498g)を同時に摂取し食後30分、60分、90分、150分後に血清尿酸値を測定。その後2週間の中断を挟み、試験食品を入れ替えて同様の試験を実施した結果、プリン体の摂取で血液中の尿酸値は上昇するが、乳酸菌PA―3株を含むヨーグルト摂取群は食後30分、60分で尿酸値の上昇量が有意に抑えられた。今回の試験から、乳酸菌PA―3株を含むヨーグルトの摂取により、プリン体の腸管からの吸収が低減される尿酸値改善効果の新たなメカニズムが明らかとなった。

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