日本人の睡眠不足解消にNPOと連携
ネスレ日本は、東京都品川区の大井町で活動するNPOまちづくり大井と協働で「コーヒーウェルネスプロジェクト」を実施。その一環として3月6日には「ネスカフェ 睡眠カフェ」の常設店を大井町にオープンした。
「睡眠カフェ」は日本人の睡眠不足問題解決に向け、コーヒーの飲み分けによる新しい睡眠スタイルを提案する体験型カフェで、これまで3度の期間限定店舗が大きな反響を得てきたことから、さらなる啓蒙に常設店の出店を模索していた。
一方、NPOまちづくり大井は同区が掲げる「都市型観光プラン」「しながわ健康プラン21」に基づき、大井町駅周辺地域の発展を目指した「ウエルネスをテーマとしたまちづくり企画」を展開。健康に向けた取り組みとして「睡眠カフェ」に着目し、ネスレに誘致提案したところ快諾となり常設店の実現に至った。
「ナップコース」(750円)ではカフェインが入ったコーヒーを飲んでから30分の仮眠。「睡眠コース」(1500~4950円)ではカフェインレスコーヒーを飲んでから60~180分の睡眠をとり、起床後にカフェインが入ったコーヒーを飲む。個室形式になっておりフランスベッドの高級ベッド6台、最高級のリクライニング機能付きレザーチェア4台を設置。営業時間は9~18時で、WEBでは事前予約も受け付ける。
オープン初日にはお披露目会を開き、石橋昌文専務が概要を説明。常設店をフラッグシップに、大井町の企業や施設でのサテライト店も計画しており、「地域住民、ビジネスパーソン、観光客など幅広い方に利用してほしい」と呼びかけた。
秋には大井町の飲食店と連携し、コーヒーのイベントも開催予定。飲食店の利用促進を目的に、ネスレが推奨する「1日3杯のコーヒー習慣」も提案する。
NPOまちづくり大井の神戸三元理事長は「『睡眠カフェ』が健康な街づくりのきっかけになり、大井町が賑わってほしい」と期待。濱野健品川区長も「健康を目指した素晴らしい取り組みを、品川区としても多くの人に伝えたい」とネスレ日本と大井町との取り組みを歓迎した。
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