紙糸製のTシャツ、トートバッグを販売／アップサイクル

ネスレ日本の紙パッケージも活用、デザインも

店舗の様子

一般社団法人アップサイクルは、ネスレ日本の「ネスカフェ　エコ＆システムパック」や「キットカット」の大袋商品など紙パッケージを紙資源の一つとして活用したアップサイクル商品の一般販売を10月23日から開始した。

同法人は、〝現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現〟を掲げ、日清紡グループのニッシントーア・岩尾、ネスレ、神戸市をはじめとする参画企業・団体によって今年2月に設立。第一弾プロジェクト「TSUMUGI」では、廃棄される紙資源や間伐材を紙糸としてアップサイクルし、参画企業・団体内のユニフォームやノベルティに採用してきた。しかし「商品として購入したい」という声も多く、今回の一般販売に至った。

販売するのは、紙糸を生地にしたＴシャツ3種類（各S～Lサイズ、税込み5,990円）と、トートバッグ2種類（各2,990円）。デザインはネスレの社員が担当し、同社本社がある「神戸」「六甲山」をコンセプトにした。ECのほか、リアル店舗「クラフト&テロワージュ」（東京都文京区）でも取り扱い、店舗では紙糸ができるまでの資源やアップサイクルの工程、素材も展示する。今後は、取り扱い店舗の拡大も検討している。