「アサヒ ゼロ」近畿地区で先行発売
アルコールを徹底的に取り除き、アサヒビールが〝飲みたいから選ぶ〟スマートドリンキングに取り組んだノンアルコールビール「アサヒ ゼロ」が10月24日、近畿2府4県で先行発売。当日、大阪・梅田のハービスホール大阪でブラックマヨネーズの小杉竜一さん、3時のヒロインの福田麻貴さんをゲストに商品発表会が行われた。
発表会で、同社近畿圏統括本部の倉地俊典本部長は「20~70歳代でアルコールを飲む人が4000万人、飲まない人が5000万人いる。どちらも楽しめる生活を創造するのがスマートドリンキングであり、同商品はそこに重点を置いた」と開発の経緯を説明した。ゲストの小杉さんが「ノンアルだから、太らないのが助かりますね」と話すと、すかさず福田さんから「誰が言うとるねん!」と厳しいツッコミも。
2009年に誕生したノンアルコール市場は、健康志向などを背景に伸長したが、味の問題など難点も多く、おいしさを追求すべく新開発が待たれた分野でもあった。「アサヒ ゼロ」は、同社の「ビアリー」で用いた〝脱アルコール製法〟を2回繰り返すことで、完全にアルコールを除去する〝ブリューゼロ製法〟に成功。最初からアルコールを除去することを前提に、約2倍の濃さで醸造製作してあるため、ビールに引けを取らない味わいを残すことができた。
〝ブリューゼロ製法〟が行える設備を有するのは大阪の吹田工場のみとあって、近畿地区で先行発売、同日から同地区でのCMもスタート。また、阪急梅田駅のビッグマン前では、29日まで期間限定のビアスタンドが開設され「アサヒ ゼロ」と「アサヒスーパードライ」「アサヒドライゼロ」の3種飲み比べセットが用意される。
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