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女子栄養大学と産学連携包括協力協定/吉野家HD

投稿日:2023年6月13日

新しくなった「牛丼ON野菜」でスマートミール化目指す

吉野家ホールディングスと学校法人香川栄養学園女子栄養大学は6月12日に産学連携包括協定を締結。連携第1弾として「牛丼ON野菜」(税込657円)を女子栄養大学監修により、スマートミール基準に適合する内容でリニューアルし、6月1日から野家の一部店舗で販売している。

理想のタンパク質量が取れる牛丼(並で20g)と温野菜を組み合わせた「牛丼ON野菜」を、女子栄養大学栄養学部専任講師の浅尾貴子氏が監修。ガーリックを利かせたごま油を絡めた5種類の温野菜(赤ピーマン・ブロッコリー・かぼちゃ・れんこん・ヤングコーン)を従来比2倍の140g以上に増量し塩分量を調整して、スマートミール認証を目指す。タンパク質23.1g、脂質24.8g、炭水化物104.1g、食塩相当量3.1gのバランスで、732kcalは「しっかり食事を摂りたい人」に好適。野家のカフェスタイル業態「クッキング&コンフォート」での限定販売となる。

吉野家の同業態は現在263店舗を展開。今後は500店舗を改装含めて出店する計画で、2024年度2月末には3県を残し全国展開を図れる見通し。女子栄養大学は1933年の開設以来、90年の歴史を誇り、130件を超える自治体や企業・団体、高等学校等との包括連携を進めてきた。企業・団体では32件の実績があり、外食産業では最大規模の連携となる。

スマートミールとは、健康づくりに役立つ栄養バランスの取れた食事のことで、主食と主菜、副菜があり、食塩の摂り過ぎにも配慮されている。外食・中食・給食関連事業を対象に「健康な食事・食環境」認証制度として、コンソーシアム構成団体が年1回の認証を行い、これまでの認証取得件数は547件。今年は7月に審査が行われる。

吉野家ホールディングスの辻智子執行役員グループ商品本部副本部長兼素材開発部部長は、今回の取り組みについて「外食業態とアカデミアのタイアップによるオープンイノベーション。より進化したスマートミールが展開できる」と今後のさらなる商品開発にも期待を寄せた。

吉野家ホールディングス
https://www.yoshinoya-holdings.com/
吉野家
https://www.yoshinoya.com/
女子栄養大学
https://www.eiyo.ac.jp/

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