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レトルト拠点の駒ヶ根工場を強化/ハチ食品

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NB比率高め新拠点も模索

高橋社長

ハチ食品はレトルト製造拠点・駒ヶ根工場(長野県駒ケ根市、建築面積9千㎡)の生産力を段階的に強化、10月6日にはメディア向けにその全容を披露。レトルト需要は今後も高まる予想にあり、生産拠点のさらなる増設も視野に入れる。

駒ヶ根工場は2000年の建設以来、13年には第2工場を増設。レトルトカレーやパスタソース、スープ、ドリアソースなど多様なレトルト製品を生産してきた。需要が急騰した20年には第1工場の増築を行い、仕込み室・下処理室・冷凍冷蔵庫・原料倉庫を充実させた。

さらに今年は約10億円をかけて(建設以来の累計投資額は50億円)、第1工場を410㎡増築しコンピュータースケールや自動梱包機、パレタイザーの新たな設備導入を図った。これにより工場全体の生産能力は125%(1日当たり22万パウチ[52t]を生産)に強化、省人化は50%の削減が進んでいる。

兵庫県宍粟市には、千品目以上のスパイスやルウを生産する二つの生産拠点を有し、駒ヶ根工場のレトルト製品はこれらを原料に製造する。こうしたスパイスからレトルト製品までの一貫生産体制が同社の強みだ。レトルト市場は拡大傾向を続けており、これに比例して同社の売上高も右肩上がりで推移。21年度は前年比105%の133億円で着地、今期も上期は103%と前年実績を捉えており、期末も増収での着地を見込む。開拓中の関東市場も依然、営業強化の余地はあるが、110%程度で推移中。

同社では食を通じて社会に貢献する理念のもと、18年には〝Aim to be excellent Curry Company~カレーと共にこれまでも これからも~〟を経営ビジョンに定めており、高橋慎一社長は「おいしさ・値ごろ・簡便性・おどろきを与える企業を目指し、新規分野にも積極的にチャレンジする」と意気込みを見せる。

これまで設備増強で旺盛な需要に対応してきた駒ヶ根工場だが、売り上げの半分を占めるレトルト製品の3分の2を同工場で生産(残る3分の1は協力工場)しており、4~5年後にはキャパオーバーを予想、次なる生産拠点を模索中。現状のレトルト生産はNB6、PB4の割合だが、今後の成長にはNB比率の向上が不可欠という。

既存のDSやドラッグチャネルにも付加価値NBを提案しながら、食品スーパーの開拓を急ぐ。その実現に向けて小売りへ直接商品コンセプトを伝えるプレゼン機会を増やし、市場での位置付けをシフトする方針だ。商品では今や同社のレトルト生産において首位に躍り出たパスタソース、基幹となるカレー、売れ筋のドリアに続き、次なる柱としてスープ製品の育成にも注力している。

パレタイザーの導入により効率化が進む

自動梱包機(ケーサー)も省人化に貢献

カレー、パスタソース、ドリアに加えスープも新たな柱に

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