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世界№1ミールキット/ハローフレッシュ・ジャパン

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独自性付与し日本初上陸

日本法人のウォン・ジョンCEO

ドイツ発のサブスクリプション型ミールキットサービスを展開しているHello Freshが、4月19日に日本でのサービス提供を開始した。同日都内で行われた事業発表会では、日本法人のウォン・ジョンCEOらが国内向けのサービス内容などについて紹介した。

世界16カ国で約720万人が利用するミールキットシェア№1のHello Fresh。アジア圏初にして17カ国目となる日本では昨年11月からモニター販売を実施し、本格展開に向けてメニューやサービス内容を調整してきた。

プランは定番・ファミリー・低カロリーの3種類で、世界各国の料理を日本風にアレンジしたメニューがプランごとに毎週10種類更新され、利用者は週1回1週間分として3メニューを選択する。料金は2人前3食分で5190円(1食当たり810円、税込送料330円)と、4人前3食分9390円(1食当たり755円、同)のみで、国内の既存ミールキットサービスよりも若干割安に設定されている。開始当初の配達地域は本州のみで、地域は順次拡大する。

他社ミールキットとの違いは、メニューの種類と配達食材の形状にある。モニター販売では和食がほとんど選ばれず、自国料理よりも味などがある程度想像できる外国料理が人気だという。加えて日本人は副菜を必須とする食文化が根付いていることから、ほとんどのメニューに副菜が付いているなど他国と異なる点が多い。

また、Hello Freshでは他国サービスと同様に大半の食材がカットされておらず、肉・魚などは真空パック包装で届く。そのため調理は約30分と他社の倍時間を要するが、賞味期限が長く、自由にアレンジできるのが特長。今後はヴィーガンメニューの開発や食材カットなど、購入者ニーズにより検討していく考え。

ウォンCEOは日本でのミールキット認知度向上と市場成長を図るため、競合他社との協調路線により展開する方針を明らかにし、「食水準が高い日本への進出には大きな意味がある」と話した。

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