見て・触って・体験しながら楽しめる2日間
都心から30km圏内にある公園型屋外施設「こどもの国」(横浜市青葉区奈良町700)の園内にある「雪印こどもの国牧場」では、毎年恒例の「牧場まつり」が11月13日と14日に開催された。
今年54回目を迎えた「牧場まつり」は好天に恵まれ、2日間で1万3300人が来園。
大人気の体験型イベント「牛の乳搾り」をはじめ、多数のイベントが行われた。
「こどもの国」運営者である社会福祉法人こどもの国協会の方針により、コロナ禍でも開園し続けている(昨年4~5月のみ休園)。
「雪印こどもの国牧場」でも、広い遊牧場などで子どもが自由に遊ぶことができる施設の特性から、感染防止策や衛生管理をより一層徹底。「バター作り教室」など一部イベントの規模を縮小・休止することで営業を継続している。
イベント当日の牧場内では、密にならないよう控えめに走り回る子どもたちに笑い声と楽しそうな笑顔がみられた。
「牧場まつり」では牛・羊へのエサやり体験をはじめ、酪農の歴史や環境について学べるクイズラリー、親子で馬になりきって競争する「うまうまレース」、5頭の羊から1等を予想する「羊レース」など、多彩なイベントやゲームコーナーなどが催された。
リニューアル工事中の緬羊舎前では、国産羊毛コンテストで3年連続金賞の羊毛を使用する「羊毛工作教室」を開催。
フワフワ触り心地の羊毛玉などにより、羊牧場にいる毛肉兼用種コリデールと肉用種サフォークのオリジナルマスコットを思い思いに作った。
リニューアル後の緬羊舎には常設の毛刈りスペースが設けられる予定で、羊をより身近に感じられる催しも検討されている。
会場の一角では、白馬スキージャンプ場でのスキージャンプを体験できる「VR体験会」を実施。高さ100m超から滑り下りてくるスピード感と景色は迫力満点で、体験者からは思わずの歓声や悲鳴の声が漏れ聞こえた。
来年2月開催の北京オリンピックには、雪印メグミルクスキー部所属の小林陵侑選手・佐藤幸椰選手・佐藤慧一選手らが出場する可能性が高く、スキー部や選手などを紹介するパネル展示も行われた。
また「雪印こどもの国牧場」は、搾乳した無調整乳を同一施設内で加工販売する「特別牛乳」の生産が許可された関東で唯一の牧場。国内でも4カ所しかなく、園内でのみ販売している「特別牛乳サングリーン」は絶品。サングリーン使用のソフトクリームは「こどもの国」の名物でもあり、昼間20℃を超えた園内数カ所ではソフトクリームを買い求める客が列をなし一部で混雑もみられたが、密を回避するための声掛けや誘導など、係員の迅速な対応も印象的であった。
「こどもの国」公式サイト
https://www.kodomonokuni.org
こどもの国内「雪印こどもの国牧場」公式サイト
https://www.kodomonokuni-bokujyo.co.jp
「雪印メグミルク」公式サイト
https://www.meg-snow.com/
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