アイスやゼラチンなどの調理用途も浸透
日本豆乳協会が8月5日に発表した2020年4~6月期の豆乳類生産量は、前年同期比106.2%の11万840klとなり、四半期で初の11万kl超えを達成した。
分類別生産量で最も伸び率が高かった豆乳(無調整)は3万3001kl(125.9%)、最も生産量が多い調製豆乳は5万3345kl(100.6%)だった。果汁入り豆乳飲料は5029kl(112.0%)、フレーバー系豆乳飲料(その他)は1万6982kl(105.9%)と全てのカテゴリーで伸長し、出荷量も同様の傾向を示した。
家庭用は新型コロナウィルスの影響で在宅勤務や学校の休校が相次ぎ、さらに5月の大型連休も自宅で過ごす傾向が強まったことから、家庭内の消費量が大幅に増加。一方、主に業務用として生産される「その他」は2483kl(53.1%)と大きく下回った。緊急事態宣言の発令により、外食の機会が減少したことが影響した。
また、家庭用においては、豆乳(無調整)や調製豆乳を中心にリピート購入や料理需要が拡大。豆乳飲料を凍らせる「豆乳アイス」やゼラチンなどで調理する新たな食べ方の浸透も市場拡大の要因となった。
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