THE FOOD WEEKLY

展示会 ハム・ソーセージ

未来志向で社会課題解決〜商品販促説明会/ニッポンハムグループ

投稿日:2023年2月3日

健康・内食充実・節約を提案

3年ぶりに商品・販促説明会を開催

日本ハムはニッポンハムグループ商品・販促説明会を3年ぶりに開催。東京会場は1月17〜18日にザ・プリンスパークタワー東京で、大阪会場は1月31日〜2月2日にホテルニューオータニ大阪で行い、東京は2211人、大阪は1414人の得意先が来場した。

大阪会場で会見した畑佳秀社長は「4月から井川新社長のもと、構造改革や成長戦略を加速させる。最大級のタンパク質供給企業として新たなステージに入る」と力強く語った。新商品は健康・家庭内での食事充実・節約を各世代別に提案する。また、会場入り口では「たんぱく質を、もっと自由に。」をメインテーマに〝未来志向で社会課題の解決に挑戦〟として5つのマテリアリティを掲げた。

消費者や流通企業の要望に応え「モーニングサーブ」(160g、税込388円)が、2月1日から約10年ぶりに復活を果たす。羊腸をなくし時短調理に好適で食べやすい。粗挽きが7割を占める市場で、第4のウインナーとして市場拡大を狙う。昨年7月のテスト販売では大好評だった。

「シャウエッセン」のブランド力を強化すべく、北海道産豚肉を使用した「北海道プレミアム」(175g、591円/350g、1164円)を3月1日から投入。「F VILLAGE」の開業に合わせ、北海道の名産品の位置付けを目指し当面は北海道限定で展開。その他エリアは各地の小売業が行う北海道フェアでの販売を計画。全国展開も視野に入れる。

発売30周年を迎え年間売上規模200億円を誇る「中華名菜」は、ノントレーにしてプラ重量を約15%削減。主力品は肉やソースの味わいを改善。また世代を問わず需要の高いカット野菜との関連販売を進める。テスト販売の実施店では、買上点数が向上し導入を決めた企業も多かった。「香ばし醤油味の豚肉野菜炒め」「エビのやみつき塩炒め」(各180g、442円)を2月20日から新発売。

拡大基調にあるチルドピザ市場には「石窯工房シャウエッセンピザ タコス風ソース」(1枚、442円)を2月20日から発売。夏に向け辛くスパイシーな味わいを訴求。「同ミニピッツア3枚入り明太子チーズ」(442円)は昼食や子どものおやつに好適。

「ナチュミート」はNB市場でシェア25%と急拡大。新領域への挑戦として「フィッシュフライ」を新たに展開する。なお、ギフトのリブランディングとして「美ノ国」を一新。今中元から北海道産豚肉にシフトし販促も大型タレントの起用を予定。

今春の新商品はハム・ソー10品目・42億円、加工食品16品目・79億円で、合計26品目・121億円を目指す。

一方、精肉分野では「桜姫」など自社ブランド商品を積極展開。日本ハム冷凍食品は「シェフの厨房」に「特製だれの牛プルコギ」「直火炙りの牛カルビ焼肉」を追加したほか、低温調理製法によるハンバーグの特性を訴求。宝幸はベビーチーズの「チーズドルチェ」シリーズに「抹茶」を3月から新規投入、高単価ラインアップの拡充を図る。FD商材は「具入りつけ麺の素(担々風・肉たま)」を新展開。日本ルナは「バニラヨーグルト山梨県産白桃」(1P、101円/3P、286円)、「イーセイスキル マスカットソース ナタデココ入り」(105g、192円)、「とろけるラッシー マスカット」(230g、183円)、「のむバニラヨーグルト シチリア産レモン」(180g、172円)を新発売、主要カテゴリーを強化した。

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