販売好調の冷凍生鮮品にも注目
日本アクセスは2月1日、中四国エリア2022年春季展示会をコンベックス岡山で開催。320社が出展、1200人を招待した。感染症拡大の中ではあったが、地元顧客から強い要望があり、特に対策を徹底して開催に踏み切った。
地域再発見をテーマに「中四国エリア逸品街道」では山陰・瀬戸内・四国のご当地品を特集。イチ押しの「バターが醸す極上焼肉のタレ」(三井ヘルプ、山口県)、「和三盆黒ごまペースト」(千金丹ケアーズ、香川県)、「あご入り3本のやき」(出雲国大社食品、島根県)、「はるとなつ あきとふゆ牛乳」(砂谷、広島県)などこだわり品を紹介。「菓子万博」では、おつまみ・プチ贅沢・ファミリータイプを網羅し、季節催事品やパン売り場周辺などへの提案を行った。
デリカ提案では「全国ご当地トッピング焼そば対決」、ホームパーティー向けなど進化するデリカ提案「ハレ食」を紹介。また流行りのアジアンや日本各地の隠れたご当地メニューで旅行気分が味わえる「旅ごはん」も訴求した。さらに原油価格上昇に合わせ、油不使用のメニューで店頭コスト抑制を提案したほか、デリカに特化したノンフードも紹介した。
中四国地域で売り上げの伸長が著しい生鮮冷凍品も特集。水産・農産・畜産計350品目をそろえ、6尺8本の冷凍平台に展示。大手小売業がPB展開する人気の水産包装デリカは、NB品が120品目にも及ぶ。また地域性・季節感・魚種・調味料をトータルにそろえ、魚価高騰に対応。さらに導入企業が相次ぐ冷凍自販機「ど冷えもん」も注目すべき一つだ。
このほか「アクセスチルドプラットフォーム」では、グループ企業のワンダーチルディアとたらみがコラボした「飲むたらみゼリー(みかん・白桃)」をイチ押し商品として訴求。プラントベースフードでは和・洋日配、乳製品などを中心に面の展開で、今後の期待度の高さがうかがえた。
今回は総じて冷食提案が目立った。普段の営業活動において冷食需要が継続していることを反映したもので、中四国エリア統括の和田龍裕執行役員は家庭用・業務用とも冷食を強化中だと話し、「かつてはNBの売れ筋を提案していたが、今では競合にない商品の発掘に注力している」と意気込みを見せた。
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