最優秀賞には郡山女子大学付属高校2年尾梶伶奈さん
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最優秀賞を獲得した尾梶伶奈さん(郡山女子大学付属高等学校2年)と作品
日本即席食品工業協会は、令和6年度第23回インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト全国大会を2月16日、東京の服部栄養専門学校で行った。
テーマは昨年に続き「このアイデアレシピを真似してみたい!作ってみたい」。即席めんの特徴である「簡単・便利」を体現するアイデアレシピを募集した。即席めん部門には615作品、カップめん部門には202作品、昨年の566作品を大きく上回る817作品の中から、全国大会には即席めん部門8作品、カップめん部門4作品が全国大会に選出。出場者(1人欠席)には即席めん部門で20分、カップめん部門では10分の調理時間が与えられ、自慢のレシピに腕を振るった。
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東洋水産の沖斉氏が審査委員長を務めた
今年はカップめん部門にプロの料理人が参加するなどハイレベルな戦いとなり、同協会の沖斉食育推進委員長(東洋水産)ら5人によって行われた審査も難航したようだったが、最優秀賞に選ばれたのは即席めん部門で「濃厚⁉奶油白菜(ナイユウバ イツァイ)ピリ辛らーめん」を考えた、福島県の郡山女子大学付属高等学校食物科2年・尾梶伶奈さん。賞品としてクオカード5万円分と即席めん3カ月分が贈られた。また同校からは彼女を含む2人が出場していたほか、別の学校からも2人、3人と全国大会まで勝ち上がってきたように、近年このコンテストをスキルアップの場として注力している学校も目立っている。
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出来あがった作品の特徴を説明する尾梶さん。仕上げにラー油をひと回し
表彰式で尾梶さんは、「自宅でなかなか調理する時間を作れなかった。両親に感謝したい」と涙ながらに喜びを語り、沖審査委員長は「記憶に残る一杯でした」と賛辞を惜しまなかった。沖審査委員長は「私も即席めんの開発を長年担当しているが、目から鱗のアイデアがたくさんあった。楽しませてもらえた」とコンテストを総括した。
このほか優秀賞(2人)には、クオカード3万円分と即席めん3カ月分が贈られたほか、審査員特別賞(2人)、インスタントラーメンナビ賞(1人)、入賞(6人)にもそれぞれクオカードと即席めんが贈呈された。
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表彰式後に行われた記念撮影
日本即席食品工業協会HP
https://www.instantramen.or.jp/
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