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廃棄削減に一役 食品ロス川柳を製品パッケージに/明治

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SNSや店頭リーフレットなどでも情報発信

明治の松田社長(右)と河野消費者担当大臣(左)(6月14日表敬訪問)

〝まだ食べられる食品〟も大量に廃棄されている食品ロス問題。
世界では年間約13億トンもの食料が廃棄されており、そのうち日本は年間523万トン。日本人1人当たり毎日おにぎり1個分(114g)、1年間だと42kgにもなる。

そのため国内では、消費者庁が中心となり政府全体で食品ロス削減に向けた取り組みを推進している。
2030年度までに食品ロス発生量を年間489万トンにまで減らすことを目標に、消費者には意識改革と責任ある行動を、食品メーカーや小売店などには積極的な対策の実施と啓発活動への協力が求められている。

■食品ロスへの関心高まる、川柳コンテスト応募者が前回の約2倍
消費者庁では昨年12月23日、2022年度「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストの受賞作品を発表した。
前回の約2倍となった応募総数1万3708件から消費者担当大臣賞に選ばれたのは、京都府の松田克也さんの作品『日本から 世界に広がれ 「もったいない」』。
消費者庁長官賞は、富山県の野尻七望さんの作品『冷蔵庫 開けてびっくり これいつの?』。

川柳コンテストは今回が開催2回目ではあるが、学校や企業でのSDGs学習の際に川柳づくりを取り入れてコンテストに応募する、というケースも見られた。

食品ロスへの関心や減らすための取り組みは、徐々に広がってきているようだ。

■啓発活動に協力する明治に河野大臣が謝意
大手食品メーカーの明治では昨年10月、消費者庁からの協力要請により、前回の「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストの受賞作品(大臣賞・長官賞)を牛乳・乳製品などのパッケージに掲載して期間限定販売した。
購入した消費者や販売店、また各製品ブランドのTwitterやInstagramなどでも同取り組みについて紹介したことから、いずれも高く評価されたという。

消費者庁では今年も前回同様、明治に協力を要請したところ同社が快諾。
10月の「食品ロス削減月間」に合わせ、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン 400g」「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ 112ml」「明治 アーモンドチョコレートアイスバー 47ml×6本」などの牛乳・乳製品約20品に受賞川柳を掲載し、10~11月に販売する予定。

また、6月14日には明治の松田克也社長が、消費者担当の河野太郎大臣を表敬訪問。
河野大臣が協力への謝意を伝えると、松田社長は掲載予定製品の「明治おいしい牛乳」が1日に約70万本販売されていることや、同社がESG経営に注力していることなどを紹介した。
さらに松田社長が「食品ロス問題は誰かがやってくれるではなく”自分がやる”と思うことが大事」と付け加えると、河野大臣は「例えば消費期限迫ったものから食べるなど、消費者全体が意識するようになってほしい」と応えた。

同社では各製品ブランドのTwitter・Instagramなどの公式アカウントや店頭でのリーフリット配布、宅配顧客向け情報誌などでも情報発信していく。

川柳コンテスト受賞作品をパッケージに掲載する予定の商品(一部)

「明治」公式サイト
https://www.meiji.co.jp/

消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ」特設サイト
https://www.no-foodloss.caa.go.jp/index.html

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