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第10回フローズン・アワード/日本アクセス

投稿日:2022年12月19日

味の素ギョーザ3連覇
オハヨー・ブリュレは初

佐々木社長(中央)と味の素冷凍食品(左)、オハヨー乳業の担当者(右)

2013年の第1回開催から今年で10周年を迎えた、日本アクセス主催の第10回フローズン・アワード「冷凍食品・アイスクリーム総選挙2022」の表彰式が12月12日に本社で行われ、グランプリが発表された。冷凍食品部門は、3年連続4回目となる味の素冷凍食品「ギョーザ」が頂点に輝き、アイスクリーム部門ではオハヨー乳業「BRULEE」が初の栄冠を獲得した。

総選挙は一般消費者によるWeb投票で決定され、今年はシステムのログイン方法変更に伴い266万583票と、過去最高を記録した前回大会(325万7923票)を下回ったが、動画閲覧数は約349万回で最高となったほか、平均視聴時間は前年比130.1%を記録した。また今年の出品メーカー数は初参加15社を含む63社(冷凍食品39社・アイスクリーム24社)、出品数253品はいずれも最多。同時開催のクローズドキャンペーンへの応募も前年比102.6%の約7万件となり、こちらも過去最高を更新した。

1万8991票を獲得した味の素冷凍食品「ギョーザ」は、第2回、8回、9回開催を含めた4回目の受賞で、並んでいたニチレイ「本格炒めチャーハン」を抜いて歴代最多。味の素冷凍食品としては5度目の獲得となった。一方、1万2410票を獲得したオハヨー乳業「BRULEE(ブリュレ)」は、同社初のグランプリとなった。

グランプリの2品

受賞後のインタビューで味の素冷凍食品の担当者は、来年発売50周年を迎える「ギョーザ」の次の一歩、さらなる進化に向けて「背中を押してもらえた」と語り、「ギョーザ―で日本中を笑顔にできるように頑張りたい」とコメント。オハヨー乳業の担当者は、10周年記念として秋葉原で開催された「チン!するレストラン」においてもアイスクリームの中で最も食されたことも含めて喜びの声を弾ませた。

今年のフローズン・アワードは、オープン&クローズドキャンペーン、動画一般公募、YouTube配信に加え、ポップアップストア(チン!するレストラン)を新たに実施。メディアでも話題を呼んだ「チン!するレストラン」(10月8~23日)は、7000~8000人のキャンセル待ちが発生する中で来場者数は2174人。テレビ放映は16番組以上と、卸売業主催企画としては異例の露出を見せた。

佐々木淳一社長は想定以上の反響に「席が用意できず大変申し訳ない」と陳謝しつつ、来春開催予定の大阪と中四国、九州での展示会においてコーナーを再現する考えを示した。また同時開催のクローズドキャンペーンで約7万件もの応募数を集めたことにもふれ、「アクセスにしかできない取り組み」とし、フローズン取扱高ナンバーワン卸の力をアピールした。

なおキャンペーン期間中(10~11月)の出荷実績は、冷凍食品が前年同期比105.6%、アイスクリームは101.9%の家庭用トータルで103.5%。フローズン全体では107%と好調に推移。上期105%(家庭用102%/冷凍食品101%、アイスクリーム102.5%)の動きを上回る勢いを見せている。

今後は総選挙の結果を活用した店頭販促を行っていく。1月6日~2月28日にかけて約80社2000店舗で販促物を活用した売り場展開を実施。約300人に冷食・アイス詰め合わせが当たるクローズドキャンペーンも行う。

2022年12月19日付

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