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小学生がインスタントラーメンで創意工夫/日本即席食品工業協会

投稿日:2022年11月28日

全国の小学校へ参加呼びかけ

最後は審査員と一緒に記念撮影

全国の小学4~6年生を対象に、インスタントラーメンのアレンジレシピを募集する「令和4年度インスタントラーメン小学生レシピコンクール」の全国大会(主催:日本即席食品工業協会)が11月27日に服部栄養専門学校(東京都渋谷区)で開催された。

身近な食材を使って小学生自身が考えたインスタントラーメン(JASマーク製品)のアレンジレシピを競う。第21回大会となる今回は186校から9754作品(前回1万444作品)の応募があった。全国6地区から書類審査を通過した上位2作品、合計12人による調理実演が行われた。

審査は同協会の食育推進委員長・篠原幸治審査委員長(サンヨー食品)をはじめ5人の審査員によって、おいしさ、栄養バランス、盛り付け、手軽さ、独創性の5つの観点で行われた。

農林水産大臣賞に選ばれたのは、徳島県の北島町立北島南小学校6年・一本木愛莉さんの「徳島まるごと塩ラーメン」。塩味のラーメンを使って、地元の阿波尾鶏モモ肉となるとわかめ、アスパラ等の食材に、すだちで仕上げる夏にぴったりな味わいに仕上げた。

農林水産大臣賞を獲得した一本木愛莉さん

文部科学大臣賞には、大阪府の池田市立石橋小学校5年・森本太蔵さんの「カラフルラーメン生はるまき」。しょうゆ味のラーメンを使用し、人参、紫キャベツ、豆苗、赤・黄パプリカといった色とりどりな野菜とハムを生春巻きの皮で包んだ。オリーブオイルを隠し味に使った。

両賞には図書カード3万円分と即席麺3カ月分が贈られた。この他、特別審査員賞、日本栄養士会賞、服部栄養士会賞、インスタントラーメンナビ賞と6人の入賞者を選出した。講評した篠原審査委員長はレシピを考える上での創意工夫の大切さと、誰のため、何のために料理をするのかといった思いについてもアドバイスするなど、全体を通して高い評価をつけた。

同コンクールは農林水産省と文部科学省の後援を受け、全国の小学校1万9160校に向け広く参加を呼び掛けている。現状1%程度の参加校について、協会の中井義兼事務局長は「身近なインスタントラーメンは、子どもたちの料理をするキッカケになる」と、コンクールの認知拡大に力を入れる考えを示した。

作品一つ一つを確りと審査する

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