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清涼飲料業界 数量主義からの脱却を模索/キリンビバレッジ

投稿日:2022年1月21日

免疫ケアに自信あり

キリンビバレッジの吉村透留社長=写真=は、1月20日に都内で開催した2022年事業方針説明会で、清涼飲料業界で重視される〝販売数量主義〟からの脱却を打ち出した。戦略スローガンに掲げるのが「ヘルスサイエンスをドライバーとする新たな価値創造への転換」。量販店などでの廉価販売を見直し、価値訴求商品による利益体質化を推し進める考えだ。

今年の清涼飲料計の販売数量目標は、2億950万ケース(前年比102%)。その内ヘルスサイエンス領域は、販売構成比約1割の2320万ケース(114%)を計画する。同領域の中でも軸となるのが、760万ケース(142%)を目指すプラズマ乳酸菌入り飲料。免疫機能維持が期待され、「iMUSE」を中心に近年好調に推移する。昨年から「午後の紅茶」「生茶」でも展開しており、「免疫ケアと言えばKIRIN」のポジションを築いていく。

今年は首都圏のコンビニ限定で発売中の「iMUSE 朝の免疫ケア」(100mlPET、132円)を3月29日から全国、全チャネルに拡大し、朝の飲用習慣を取り込む。湘南工場(神奈川県高座郡)には100億円を投じ、小型PET商品の製造設備を増強し内製化も進め、年間約4千万ケース(現行の約1割増)を生産できるようにする。稼働は23年3月の予定。

ヘルスサイエンス領域では他にも、脳の機能改善に向けた取り組み、ファンケルとのシナジーも強化する。吉村社長は、同領域を主力事業と呼ぶにはさらなる拡販が必要だとし「27年には販売構成比2割、早期の3割を目指す」と強い期待を寄せた。

また基盤ブランドの取り組みにも言及。「午後の紅茶」は「おいしい無糖」シリーズの拡充、ブランド好意度向上に向けたコミュニケーションでブランド計5220万ケース(109%)。「生茶」は、今春予定する大幅リニューアル、「ほうじ煎茶」の育成により3000万ケース(109%)を計画する。

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