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コロナ脱却へ願い込め 今年も鏡餅の出発式/サトウ食品

投稿日:2021年11月5日

小型サイズが人気!アマビエさま、鬼滅コラボもフル生産

鏡餅を積み込んで関東に向けて出発

2022年が良き年でありますように。サトウ食品は、本格的な出荷が迫る鏡餅に無病息災の願いを込めた出発式を11月4日、新発田工場(新潟県新発田市)で行った。

今年で10回目を迎えたサトウの鏡餅出発式。諏訪神社神主による神事では無病息災、交通安全、商売繁盛の祈願が行われた。10年前の出発式では東日本大震災からの復興を願う思いが込められた。佐藤元社長は「この国にとって、良い年にしたいと願って始めた。それが節目を迎えられた」と、感無量の表情。そして今回は、コロナからの脱却を目指す強い思いが込められた。

今年も昨年同様に、新型ウイルス感染拡大防止の観点から参列者を同社関係者7人に限定した。祈願された「サトウのサッと鏡餅 切り餅入り500g」約192ケース(約770㎏)を積み込んだトラックが関東に向けて出発した。

鏡餅への思いを語る佐藤元社長

出来立ての鬼滅の刃コラボ商品

終了後、記者陣の質問に答えた佐藤社長は今年の鏡餅商戦を次のように展望した。昨年に続き小型サイズの伸長が予想される市場において、同社はアニメ「鬼滅の刃」とのコラボ商品を発売。流通からも高い反響と期待の声が集まり、同工場でもフル生産が続く。昨年発売し好評だった「アマビエさま」や、サンリオとのコラボ商品を含めて販売数の伸びを期待。今年の鏡餅売り上げは全体で前年以上、数量で前年比108%の計画。

一方、市場全体での動きは昨年を下回る可能性を指摘。コロナ禍も2年目、新たな生活様式が定着していく中での正月。家族そろって、自宅で過ごした今年の記憶も新しいだけに、市場の再活性にも期待を残す。同社では11月~12月にかけてテレビCMを大量投下し、店頭販促を強化する。

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