ロゴとパッケージを刷新
生活協同組合コープこうべは4月からオリジナル商品を刷新して展開を開始。ブランドコミュニケーション改革と位置付けた取組みで、既存ブランドを再編し、4月から「コープこうべ商品」「コープこうべフードプラン」の二本立てで展開を開始した。
「コープス」が誕生して20年以上が経過。この間にPB品種が増えたことや組合員の変化などから、コープこうべの「コープス」と日本生協連コープ商品「CO・OP」の違いが分からない人が増加。さらに「コープの産直」「フードプラン」など、サブブランドも増えており、混乱が生じていることが1300人の職員・組合員へのアンケートで判明した。
こうした混乱を避け、また、「中計3本柱のひとつ『買い物を通じたくらしの安心づくり』の実現のため、ブランドをリニューアルした」(瀬戸口恵子執行役員)さらに2年前に発表した六甲アイランド工場の稼働終了(来年3月予定)も、ブランド刷新に拍車をかけた。
4月からはマスターブランドを「コープこうべ商品」とし、サブブランドの「フードプラン」は継続。その他のサブブランド「コープの産直」は、ロゴマークは終了し商品はコープこうべ商品として継続。工場生産品は供給終了までは現ロゴマークの使用を続ける。「ひょうご発」はコープ商品に限らず幅広く活用。パッケージは環境に配慮し、現状の包材を使い切ってから新デザインに刷新予定。
商品供給高のうち、これまでのコープスと日生協商品が占める割合は27.7%(店舗26.5%、宅配29.0%)で、売上前年比は100.8%、数量も工場での生産縮小の影響を除けば落としていない。今後は日生協商品やメーカー商品、フードプランを使用したデリカ商品などで構成比率を維持する見通し。
今回のブランドリニューアルを契機に、コープこうべ職員を対象とした「コープ商品CMコンテスト」を開催。ポスター56作品、動画29作品が集まり総選挙を行った。今後、様々なシーンで受賞作品を紹介し、組合員にコープ商品の魅力を伝えていく。
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