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ビバシティ彦根が全館リニューアル!/平和堂

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物販だけでなく楽しみ・交流の場へ

全館リニューアルを果たしたビバシティ彦根

平和堂は10月27日、ビバシティ彦根(滋賀県彦根市)を全館リニューアルし、グランドオープンした。地域一番の商業施設としてプレミアム感や楽しみ提案、三世代が集う交流の場として展開していく。

JR南彦根駅から徒歩3分に位置し、同社本部に隣接。1996年に県内最大の商業施設としてビバシティ平和堂を核にオープン。同施設の開業を契機にGMS業態のアル・プラザの出店拡大が始まった。20数年が経過し13年には食品売場の大改装を実施。同社では19年から老朽化した大型店の改装に順次着手。テナントと直営の親和性を考慮した全体再編を続けており、今回、その集大成として旗艦店を全館改装した。施設計で直近142億円の売上高を180億円に、直営は食品売場を50坪増床の688坪とし、直営合計で前店比10%増の89億円を計画。

グレードアップした直営食品売場の前面には、食関連の人気ショップ14店舗によるフードマルシェ「ビバマルシェ」が誕生。直営は農産売場にフレッシュジュースやフルーツサンドが人気の「ジュディフルラボ」が新登場。新商品・モンブランの実演販売も行う。水産は水槽を置きライブ感を演出。まぐろ解体ショーなどのイベントも定期開催する。デリカはベーカリーを新規導入。ベーグル、ピザなど常時50種以上をそろえる。また店内で焼き上げたお好み焼など鉄板焼きメニューが充実。ヘルシーなバランス弁当、1食完結型サラダも提案。精肉は対面売場を刷新し、地元の近江牛などを中心にラインアップを強化。合鴨やスぺイン産生ハム、ローストビーフ寿司などを展開。また、近江八幡で育成したオリジナルブランド牛「E―WA!あじわい牛」も訴求。

加食はコメの量り売りを初導入。トレンド対応としては韓国・アジア食品をコーナー化。さらに地元滋賀県を中心に、日本酒の品ぞろえを強化した。また、有機原料を使用したピーナッツペーストは、クッキングサポートコーナーでペースト状にする出来立て提案を図る。日配では滋賀・長浜地区で人気のドラジエのスクエアケーキや素材にこだわった「農家の嫁・近江プリン」などスイーツに注力。大阪で50年続くキムチ専門店の商品や百貨店で人気のロック・フィールドの冷凍惣菜、滋賀県で昔から支持されている牧場のチーズ「つやこフロマージュ」を提案。

テナントは北海道うまいもの館、地元の有名和菓子店・叶匠壽庵ほか、県内2店舗目となるロフト、県内最大級の無印良品、アカチャンホンポなど、新たに20を超えるショップが入店。さらにセンタープラザは大型サイネージを新設し、にぎわいを演出できるよう刷新。建物の西側には開放的な屋外スペース・ビバパークが誕生。イベント開催などを通じて地域交流を図る。

【直営店情報】売上計画/89億円(構成比=食品62.6%〈加食18.3、日配13.0、精肉8.4、鮮魚7.6、青果8.4、デリカ7.0〉、衣料品17.9%、住関19.5%)▽品目数/8万8231(食品1万3868〈加食9002、日配2393、精肉740、鮮魚496、青果737、デリカ500〉、衣料品1万9318、住関5万5045)▽投資/29億円

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