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KOHYO阪急園田を一新/光洋

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生鮮など強化し幅広い層に対応

光洋は9月8日、「KOHYO阪急園田店」を阪急電鉄園田駅の高架下にオープン。駅の耐震工事のため昨年5月に一時閉店。今回、売場規模を1.3倍に拡大し、新店舗と位置付けて新たな需要を取り込む。

2006年に開業、駅下の店舗としてデリカ強化型の店舗を展開し、主要客の40~50歳代の需要に対応していた。ただ、実際には駅周辺には高齢者も多く、一般的なSMとしての需要も求められており、さらに30~40歳代などを含む若者需要の取り込みも可能であることからゾーニングや品ぞろえを一新した。

旧店舗では一カ所しかなかった出入口を2カ所に増やし、手作り目的で来店する人には生鮮売場へ、デリカなど即食品のみを求める人はデリカゾーンへ誘導できるようにした。また、事務所兼バックヤードとして利用していたスペースを、阪急電鉄の協力を得て売場として活用、売場面積としては約60坪分を増床。近隣の競合はマルハチやコープこうべなどSM業態が多いため、生鮮をこれまで以上に強化する。

駅下店舗は売場レイアウトが制限されるなどデメリットもあるが、人が集まる場所という意味では好立地。かつて駅中・駅下といえば付加価値商品を展開する売場だったが、同店舗は顧客の求める商品をそろえる。PB強化の一方でバイヤーズセレクションとした高質品も訴求。夕方にはインストア調理の出来立て弁当を、1日当たり20~50品程度販売する。

生鮮は大阪市中央市場で仕入れた鮮魚を使用した魚屋のお寿司「魚洋(うおなだ)」や冷凍品などを強化。畜産は鹿児島県産「茶美豚(チャーミートン)」などに注力。デリカは丼・弁当類を中心に提案力を高める。デザートは地元人気企業・ZIPANGU―8のシフォンケーキやティラミスなどをコーナー展開。冷食はミールキットやご当地アイスなどをそろえ、加食はオーガニックなど健康・美容関連を強化している。また、昨年50周年を迎えたことから売場デザインを刷新し、ウルトラマリンブルーを採用した新たなイメージも訴求する。

【店舗概要】所在地/兵庫県尼崎市東園田町9-48-1▽営業時間/7~23時▽売場面積/945㎡▽店長/川本宏樹▽従業員数/68人(社員8人)▽1㎞商圏/1.8万世帯強、約3.6万人▽売上目標/旧店比1.4倍▽商品構成比(%)/生鮮29.9、デリカ17.7、日配25.5、常温25.6、非食品1.3

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