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フーデムで創業100周年を訴求!/旭食品

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過去最多の563企業が出展

創業100年を迎え大々的にフーデム開催

旭食品は7月5~6日、神戸国際展示場で「フーデム2023」を開催。過去最多となる563社(NB・地域メーカー406、提案コーナー148、関連会社など9)が出展。旭食品、カナカン、丸大堀内の得意先約2千人が来場した。

「新たな食文化の開拓~地域の食と流通を支える食品問屋~」をテーマに、旭食品100周年、トモシアホールディングス10周年を記念した展示会となった。入り口には同社100周年の歴史を全長10mのパネルで紹介。また100周年のイベント企画も告知。トモシア10周年パネルでは「問屋、再起動!ジョーシキを書き換えろ」とした今後のスローガンを訴求した。

100周年プロジェクトとして会場奥には屋台村を設置。外食チェーンおよびメーカー10社が出展し、地域でしか食べられないメニューを提供。また吉本興行とコラボしたお笑いライブステージ(計4回12組が出演)を実施したほか、4人の料理好き芸人による「芸人オリジナル商品おすすめレシピ」、よしもと住みます芸人が提案する「47都道府県吉本住みます芸人おすすめ商品」を紹介した。またグループの旭フレッシュも100周年を記念した秋の新製品「高知県産柚子マーマレード240g」「高知県産ゆず芋けんぴ95g」(2品とも数量限定)を訴求。

今回も注力ポイントは、地域メーカー商品の拡販。「ご当地こだわりヨーグルト」は試食後の投票企画を用意。結果は同社販促情報サイトで発表する。「地域に本気だ!/34都道府県より出展」では全国から集めた常温63社(初出展26)、低温56社(12)を積極訴求。また「ええもん紹介/32道府県より出品紹介」では各地の生産者が作り上げた推奨品を提案。

地域商材で特に注力したのは「お茶」。市場には全国ブランドが少なく、店頭での品ぞろえもマンネリ化しがち。そこで同社セールスが展示会前に勉強会を開きノウハウを得た上で、16件の茶屋を集め売場確保を視野に提案力を高めた。なお、同社は3年前に地域メーカー品の売上目標を50億円と定めており、今期は達成が見込まれるという。

もう一つの見所は水産、農産を中心とした生鮮コーナー。今年5月に子会社となった香西物産は、旭食品の水産卸事業における空白エリア、中四国地区で寿司ネタ卸売事業を展開しており、今後グループとの連携強化を図るべく、展示会でも高品質な寿司ネタなどを披露、肉厚のサバ寿司など試食は好評だった。調達・加工力を生かし四国から他のエリアへ展開していく。

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