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白庭台店をHarves業態に一新/近商ストア

投稿日:2023年3月27日

生鮮・こだわり食品を強化

Harves業態に生まれ変わった白庭台店

近商ストアは3月24日、KINSHO白庭台店を「食品専門館Harves(ハーベス)白庭台」としてリニューアルオープン。

同社主力店舗のひとつである白庭台店は、2005年に開業。今回、老朽化やレイアウト変更に加え、商圏内の構成比が高い30~40歳代の需要を取り込む策として、より上質な商品展開を行うハーベス業態への転換を決めた。同社全37店舗中、ハーベス業態は15店舗となる。

地域住民にとって、御用達店舗=マイストア化を全社的に進めており、同店舗では生鮮を軸に魅力度を高めた。水産は同社12店舗に出店している七海水産を「旬海」の屋号で導入。市場直送の鮮度訴求を行う。農産はドライフルーツを導入し量り売り提案を行うほか、近郊野菜を取り入れ地域密着を図る。さらに冷凍フルーツなど生鮮冷食も初導入。精肉は弁当・デリカ商材を訴求。また構成比の低かった加工肉を強化したほか、畜産冷凍品もそろえた。デリカは4店舗目となる「だし巻き専門店」を導入し、ピザは店内調理の出来立て商品を提供すべく、初めてピザ釜を導入。国産原料にこだわった弁当にも注力する。さらに冷食などで人気の名店監修商品をデリカでも採用。近鉄グループ・都ホテルの四川料理長監修の麻婆豆腐などを展開。

日配は冷食を強化。大阪をはじめ各地の餃子をそろえたほか、贅沢冷食「俺のフレンチ」シリーズも用意。ベーカリーは山一パンや地元の名店「ブーランジェリー リッシュ」を採用。また売り場近くにはイートインも設置した。ドライは駄菓子コーナーを強化したほか、健康系食品を「すこやかもん」として展開。また奈良の地酒も同店の特色として提案。健康・品質訴求を全面的に行い、素材・製法にこだわった「ハーベスクオリティ」を各売り場で展開。品質強化の一方でアプリポイント販促も強化。ネットスーパーや移動スーパーなどサービス面も充実しており、旧店舗で2600円だった客単価は2660円となる見込み。価格と価値のバランスを見極め、さらなる集客に挑戦する。

【店舗概要】所在地/奈良県生駒市白庭台3-14-1▽売場面積/1472㎡▽店長/谷口孝行▽従業員60人(社員10人)▽売上計画/17.9億円(旧店比105%)▽品目別売上構成比(%)/農産18、水産13、精肉15、デリカ8、ドライ21、日配22、住関3▽品目数/1万1794(旧店比+238)、うち食品1万152

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