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食料品値上げ続く中、トップバリュ大刷新/イオン

投稿日:2023年3月27日

好調維持し売上1兆円へ

イオントップバリュの土谷社長㊧と森常之副社長

イオンは、新テーマ「さあ、ワクワクするほうへ!」の下、「トップバリュ」をリブランディングする。食料品の値上げが続き生活防衛意識が高まる中、おいしさ、食の楽しさ、使い心地も兼ね備えたPBを打ち出し市場での存在感を示す。

3月16日にイオンモール幕張新都心(千葉市美浜区)で、イオン副社長・イオントップバリュ社長の土谷美津子氏が会見。2022年のトップバリュ計の売上は、過去最高の9000億円(前年比110%)。メインの「トップバリュ」をはじめ、「ベストプライス」「トップバリュグリーンアイ」とも前年を上回り、メーカーの値上げカテゴリーに対しては130%と大きく伸ばした商品もある。

トップバリュはさらなる拡販のチャンスにあり、今年度は全アイテムの50%に相当する約2500品目を新発売、リニューアルする方針。価格だけでなく、増加する単身者層向け商品、関心が高まる環境配慮への訴求をポイントに挙げる。

今年度の売上目標は1兆円。来年度のブランド誕生50周年を前に大台突破を掲げ、土屋社長は「社会変化を的確に捉え、必ずや目標を達成する」と決意を新たにした。

会見当日も多くの商品が発売され、店頭では早速多くの消費者が手に取っていた。単身者を狙った「トップバリュ もぐもぐ味わうスープ」は、〝徒歩0分のレストラン〟がコンセプト。1人前の電子レンジ対応パウチで、野菜や肉、海鮮素材などの具材がゴロッと入る。濃厚な味わいの「クラムチャウダー」や国産ビーツとトマトを使った「牛肉ボルシチ」、酸味と辛さの「酸辣湯」など11種類。1袋200~210g、298~498円。

ビールテイスト飲料では、新ジャンル「トップバリュ バーリアル」が、発泡酒「トップバリュベストプライス バーリアルグラン」に進化。東北産の希少ホップ「IBUKI」を使用し、よりクリアな飲み口を実現した。ベーシックな味わいの「バーリアルグラン」(アルコール度数5%)のほか、上品な香りとコクの「同 リッチテイスト」(6%)、スッキリ軽快な「同 糖質50%オフ」(4%)の3品。各350ml缶/108円、500ml缶/150円。

「トップバリュ グリーンアイナチュラル 宮城県十三浜産わかめ(湯通し塩蔵)」(80g、298円)は、日本初のASC認証わかめ。収穫後すぐにゆでて塩蔵し、肉厚でプリプリした食感とシャキシャキした噛み応えが特長。

「バーリアル」はクリアに進化

ベストプライスも充実

「もぐもぐ味わうスープデリ」は11種類

グリーンアイから国内初のわかめも

2023年3月27日付

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