ニューファミリー層向けの品ぞろえ充実
UDリテールは12月1日、京都府相楽郡にMEGAドン・キホーテUNY精華台店を開業。2005年にユーストアが同地に出店し、約15年にわたりGMS・アピタとして展開してきたが、今回ダブルネームの業態に転換した。両ブランドを有する業態転換店舗としては48店舗目(22年度中に約100店舗を転換予定)で、この業態の京都府出店は初となる。
3㎞圏、2.2万世帯が中心商圏だが、広域からの集客が可能であり、10㎞商圏の需要確保に臨む。イオン、アル・プラザなどのGMSやライフ、ラ・ムー、ドラッグなど競合がひしめく。客層はニューファミリー需要が圧倒的で、これに合わせた店づくりを行う。
1階は食品フロアで、アピタの強みである生鮮4品を強化。青果では地場野菜コーナーを設置し、京都ならではの品ぞろえを充実。また精肉も中心客層を意識し、大容量や半調理品などをそろえた。
加えてドン・キホーテの強みである驚安(きょうやす)価格の加食・酒類・菓子・日用品を豊富に展開し、週末のまとめ買い需要に対応する。これらのカテゴリーはそれぞれ1.2倍に売り場を拡大。エンド陳列や関連販売、催事コーナーなどで訴求、インパクトのある売り場を実現した。
2階は家電、キッズ、ファッションの3部構成。家電には同社最大級のMEGAデンキを据えた。ニューファミリー中心のため、注力するキッズゾーンでは衣料・文具・玩具を集積。家族で楽しめるイベントも定期的に行う。ファッションは既存店の実用品中心から、幅広い年齢層に充実のラインアップで展開する。
オープン後2週間の売り上げは、前年の3倍ペースで推移。全体売り上げ目標の旧店比1.5倍を大きく上回る好スタートを切った。全店・直営とも品ぞろえは3割拡大し、全アイテム数は約10万点を展開する。
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