日食協近畿支部・大阪府食品卸同業会が新春講演会
一般社団法人日本加工食品卸協会近畿支部と大阪府食品卸同業会は恒例の新春講演会を3月4日に大阪の太閤園で開催、約180人が参加した。
開会に際して、大阪食品卸同業会の魚住直之会長=写真=が「商品値上げは卸も賛成するところ。利益改善につなげてほしい」と挨拶した。
講演は志縁塾の大谷由里子社長による「大谷流 元気の出る経営者」。大谷社長は元吉本興業マネージャー・プロデューサー。横山やすしや宮川大助花子のマネージャー、ナインティンナインや雨上がり決死隊の売り出しにも尽力。自身の経験に触れながら「自ら考え行動する人こそ幸せになれる。WANTとHOWが大事」と論じた。
経営者が悩む若手の育成についても意見。平成生まれの若手はバブル崩壊や度重なる天災なども経験し、安定志向が強いと分析。さらに職業探しで「企業名 ブラック」と検索したり、社長のブログチェックを行うなど情報収集力も高いという点に触れ、これらの背景を知り対応すべきとした。そのために会社内での場作り・空気作りに務め、明るく健康な職場作りを行う時代と論じた。その秘策として笑いを使ったコミュニケーションの必要性、言葉をプラスに言い換える事で前向きに物事を考える姿勢などの例を紹介した。
WEB先行記事