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乳酸菌B240に花粉症軽減効果/大塚製薬

投稿日:2019年12月6日

2020年スギ花粉飛散量は平年に比べて少ない予測

斎藤研究員㊧と、西端氏

大塚製薬大津栄養製品研究所は、植物由来の乳酸菌B240が抗アレルギー作用を有することを確認し、スギ花粉による軽度アレルギー反応緩和が期待できる。12月5日に都内でプレスセミナーを開き斎藤高雄研究員が詳細を語った。

近年、日本ではアレルギー疾患の中でも花粉症に代表される季節性のアレルギー性鼻炎の罹患率が最も高く増加傾向にある。東京都の調査では都内のスギ花粉症の推定有病者率は48.8%で、約半数が花粉症を発症。アレルギー性鼻炎は労働生産性を最も低下させる疾患ともいわれ、花粉症の症状はQOLの低下、日常生活への支障も危惧されている。

同研究所は「腸と栄養」の研究拠点として、2000年に設立。「粘膜免疫」をテーマに、乳酸菌の機能研究と関連製品の開発を行っている。これまでも乳酸菌B240には細菌、ウイルス、花粉等の腸内侵入を防ぐ抗体「IgA(免疫グロブリンA)」の分泌促進が確認されていたが、今回抗アレルギー作用の実験を行った。

実験はスギ花粉と思われるアレルギー症状の経験者34人を対象に、乳酸菌B240とプラセボのタブレットを各17人に朝食前8週間摂取してもらった。スギ花粉が人工的に飛散する部屋で1日3時間過ごしたところ、乳酸菌B240タブレットの試験者は、8週間後に自覚症状(鼻水、くしゃみ、目のかゆみ等)が改善された。

花粉症対策には抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬等があるが、斎藤研究員は「乳酸菌240が新しい選択肢になる」と自信をみせた。
この他、医療法人社団西端耳鼻咽喉科理事長でNPO花粉情報理事の西端慎一氏が、2020年のスギ花粉飛散量について「平年に比べて少ない」と予測。ただ「1月からスギ花粉は飛び始める。しっかり対策する必要がある」と注意を促した。

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