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アースバーガープロジェクトが始動/WWFジャパン

投稿日:2019年2月20日

賛同店舗がそれぞれオリジナルバーガーを販売

各店舗で提供するアースバーガー

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、末吉竹ニ郎会長/以下、WWFジャパン)は2月20日~3月31日の期間、森林保全に貢献する「EARTH BURGER Project(アースバーガープロジェクト)」を実施する。

世界中で親しまれ、日本でも1日450万食(日本ハンバーグ・ハンバーガー協会調べ)が生産されるハンバーガー。その手軽さとチェーン店舗数の多さから、老若男女多くの人が利用しているが、WWFジャパンによると日本だけで実にサッカーコート9000個分もの包装紙が毎年消費されているという。また、揚げ物やバンズに使用されるパーム油を生産するためのアブラヤシ栽培では、農園開発に伴う熱帯林伐採とその後の農園管理において、野生生物が生息する森の減少を招くなど、地球環境にも大きな影響がみられる。

これらの状況を踏まえWWFジャパンでは、環境と野生動物、そして人間にもやさしいハンバーガー「アースバーガー」の基準を独自に設定。森に配慮して作られた紙、パーム油(RSPO)、またはバター、牛肉のみを使って作られたハンバーガーを「アースバーガー」と位置付け、これらの主旨に賛同した全国のハンバーガーショップ20店舗(2月20日時点)で各店オリジナルのアースバーガーを3月31日まで販売する。なおアースバーガー1つにつき、森林保護活動へ100円が寄付される。

2月20日には同プロジェクトの賛同店である東京・表参道のカフェ&ダイニング・hanamaiのイベントスペースで発表会を開催。アースバーガーの提供店舗を代表し、「hanami」の松田くるみ氏、「GOOD MUNCHIES」の今西一輝代表、「it balls―shibuya bar」の太田和也店長兼責任者が登場。アースバーガーの基準を満たしたオリジナルバーガーをPRした。
また、プロジェクト期間中はWEB上から提供店を随時募集している。

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