伊勢海老を丸ごと使ったご当地パスタソース
エスビー食品は7月23日、東京都中央区の三重テラスで「まぜるだけのスパゲッティソース ご当地の味『伊勢志摩伊勢海老バター仕立て』」の新商品発表会を開催した。発表会には、エスビー食品マーケティング企画室室長の中島康介氏と三重県の一見勝之知事が登壇し、三重県との協業で実現した新商品の開発経緯や魅力を紹介した。
新商品「まぜるだけのスパゲッティソース ご当地の味 伊勢志摩伊勢海老バター仕立て」は8月10日に全国発売する。46.2g、270円。
伊勢海老を丸ごと使用した贅沢な味わい
今回の商品は、「ご当地の味」シリーズとして三重県との協業で開発されたもの。エスビー食品は開発にあたり、三重県へ伊勢志摩産伊勢海老の調達について相談。希少な原料だけに事業者との商談を重ね、商品化に適した原料の確保にこぎ着けた。
最大の特徴は、伊勢志摩産伊勢海老を丸ごと使用したパウダーを採用したこと。強いうま味と香りを持ち、少量でも豊かな風味を感じられるため、この素材を最大限生かすべく、伊勢海老以外の海老原料は使用しなかった。
さらに、伊勢志摩の旅館などで親しまれている「伊勢海老の焼き物」の味わいをヒントに、バターと赤味噌を組み合わせた。バターのまろやかさと赤味噌のコクが伊勢海老の濃厚なうま味を引き立てる設計で、完成まで約50回の試作を重ねたという。
ご当地シリーズはリニューアル後、売上約2倍
発表会では中島氏が同社のパスタソース事業についても説明した。
1988年発売の「和風スパゲティソース生風味」シリーズは今年で発売38年を迎え、現在7アイテムを展開。「たらこ」と「ペペロンチーノ」はそれぞれ味種別売上No.1となっている。
一方、2019年に発売した「まぜるだけのスパゲッティソース ご当地シリーズ」は、ご当地食材を使ったメニューを家庭で手軽に楽しめる商品として展開。2025年2月のリニューアル後は4アイテム体制となり、前年同期比約2倍と大きく伸長している。
今回の新商品投入に合わせ、「博多明太子&高菜」を新発売するほか、「信州野沢菜漬&きのこ」「有明海苔あごだし仕立て」をリフレッシュし、ご当地シリーズのラインアップをさらに強化する。
一見知事「伊勢海老の贅沢感が楽しめる」
試食した一見知事は、「混ぜるだけという手軽さでありながら、伊勢海老の濃厚さと贅沢な味わいが楽しめる。非常にバランスの取れたおいしさ」と評価。三重県の魅力を全国へ発信する商品として期待を寄せた。
中島氏も「伊勢海老の風味がやさしく、奥深く広がる。非常によくできた商品に仕上がった」と自信を示した。
エスビー食品は、ご当地食材を生かしたラインアップの拡充により、まぜるパスタソース市場のさらなる活性化を図る考えだ。

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