即席めん部門の売上高は前期並みを維持
サンヨー食品が33.41%を出資する中国大手食品メーカーの康師傅控股(カンシーフ)は2025年12月期決算で、売上高が前年比2.0%減の790億6802万人民元(約1兆7680億円)となった。一方、原材料価格の改善や製品ミックスの最適化が寄与し、親会社帰属純利益は20.5%増の45億69万人民元(約1006億円)と大幅増益を確保した。
事業別では、即席麺事業の売上高が284億2136万人民元(約6355億円)で前年並み。利益は原材料コスト低下や価格戦略の見直しにより10.1%増の22億5200万人民元(約504億円)となった。主力の「紅焼牛肉麺」のブランド強化や、高価格帯商品「PREMIUM」の販路拡大、健康志向に対応したノンフライ麺や高付加価値商品の投入を進めた。
飲料事業は売上高501億2297万人民元(約1兆1207億円)で2.9%減収となったが、利益は18.5%増の22億7402万人民元(約508億円)と伸長した。無糖茶や機能性飲料など健康需要への対応を強化したほか、ペプシブランドの若年層向け販促や包装水事業の拡大を推進した。
中国経済は2025年もGDP成長率5.0%と堅調に推移したが、食品・飲料市場では健康志向や機能性、コストパフォーマンスを重視する消費傾向が一段と強まった。また、即時小売や会員制店舗など新たな流通チャネルの拡大も進んだ。
2026年は新経営体制のもと、「Back to Day1(創業原点への回帰)」を掲げ、研究開発やデジタル投資を強化。健康ニーズに対応した商品開発を進めるとともに、ECや即時小売、会員制ストアなど成長チャネルへの展開を加速し、競争力向上を図る方針だ。さらにESGへの取り組みも強化し、持続可能な事業成長を目指す。
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