THE FOOD WEEKLY

TOPICS カレー・シチュー・スープ類

福島に業務用レトルト新工場が本格稼働/ハウス食品グループ

投稿日:

多品種少量生産で外食・中食・ケアフード市場の成長需要に対応

ハウス食品グループの生産会社であるハウス食品グループ東北工場(福島県福島市)は6月1日、新工場の本格稼働を開始した。68億円を投じて建設された新工場は、業務用レトルト食品を中心に製造を行う東北エリア初のグループ生産拠点となる。
新工場では、多品種変量生産を可能にする新製法ラインを導入。外食産業の人手不足やメニューの多様化を背景に高まる業務用レトルト食品需要に対応するとともに、今後の成長が期待されるケアフード市場への供給体制強化を図る。

「非効率」を強みに変える新生産モデル
業務用市場では、外食チェーンから個店、中食、給食、食品加工業、介護施設まで顧客層が幅広く、それぞれ異なるニーズへの対応が求められる。
新工場では従来よりも小ロット生産に適した設備を採用。顧客ごとの細かな要望に応える多品種少量生産を効率的に行うことで、新規顧客の獲得や販路拡大を目指す。
ハウス食品グループは、業務用食品の企画・販売を担うハウスギャバンとの連携を強化し、スピードと柔軟性を兼ね備えた供給体制を構築する考えだ。

家庭用製品への展開も視野
新工場では業務用製品だけでなく、ハウス食品グループの研究開発力や技術を活用し、家庭用製品の製造にも対応する予定。グループの成長戦略である「スパイス系バリューチェーン」の中核拠点として、業務用事業の拡大と収益力向上を担う。

環境負荷低減にも貢献
環境面では、ハウス食品グループが展開する「多拠点一括エネルギーネットワークサービス」を活用。静岡工場のガスコージェネレーションシステムで発電した低CO?電力をグループ各拠点へ供給する仕組みにより、新工場でも環境負荷低減を推進する。

「福島から全国、そして世界へ」
本格稼働にあたり、ハウス食品グループ東北工場の橋詰弘基社長は次のようにコメントしている。
「ハウス食品グループで培われた技術と知見を活かし、プロのこだわりに応えられる、おいしく、安全・安心で高品質な製品を福島から日本全国、そして世界へ届けてまいります。地域や行政、企業との交流・連携を通じて、地元福島の発展にも貢献していきたいと考えています」
新工場は福島市佐倉下に立地し、敷地面積約3万1000㎡、従業員数150人。レトルト食品、成型容器食品、ペースト調味料の製造を担う。ハウス食品グループは同工場を、変化する食市場への対応力を高める重要拠点として位置付けている。

WEB先行記事

-TOPICS, カレー・シチュー・スープ類

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2026 All Rights Reserved Powered by STINGER.