〝運動後の一杯〟を提案

坂下上席執行役員㊧と中田常務執行役員
サッポロビールとミズノは、運動後の飲用シーンを想定したノンアルコールビール「サッポロ SUPER STAR」(350ml缶、価格オープン)を共同開発し、2月25日から近畿エリア限定で発売する。2025年12月16日には大阪市内で新商品発表会を開き、商品コンセプトや今後の展開方針を明らかにした。
同商品は、運動後でも罪悪感なく楽しめるノンアルコールビールとして開発。「スポーツノンアル」という新たなカテゴリーを掲げ、ビールテイストでありながらホップの爽やかさを強調した〝清々しい〟味わいに仕上げた。クエン酸や、運動時に失われやすい電解質(ナトリウム)を配合している点も特長で、アスリートに限らず、日常的に運動に取り組む層へ運動後の〝ご褒美感〟を提案する。
開発背景には、近年拡大するノンアルコール市場と、コロナ禍以降の健康志向の高まりがある。味づくりはミズノ社員や同社会員99人との意見交換を重ね、「後ろめたさを感じない清々しさ」をテーマに設計。既存のノンアルユーザーに加え、スポーツ飲料や炭酸飲料ユーザーからの新規流入も見込み、スポーツノンアルの推定市場規模は225万箱(大ビン換算)と試算する。今後はスポーツイベントなど、さまざまな運動シーンでのPRやサンプリングを計画している。
サッポロビールは、近畿での先行販売を足掛かりに、全国展開も視野に入れノンアルコール市場の拡大を図る。発表会で同社の坂下聡一上席執行役員は「健康の維持には『適正飲酒』と『適度な運動』が重要。ミズノ様との協働を通じ、『適度な運動』への貢献も目指したい」と述べた。ミズノの中田匠常務執行役員も「ご褒美感のある『サッポロ SUPER STAR』が、ユーザーの運動継続につながることを期待している」と語った。

スポーツノンアル「SUPER STAR」が始動
WEB先行記事







