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東日本秋季Food convention 2025を開催/日本アクセス

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秋冬商戦へ日本アクセスも意欲的な商品展開

注目のトレンド予測で来場者を迎えた

秋冬商戦に向けて全国各地で卸店による展示会が盛り上がりを見せている。ようやく梅雨空となった関東地区では、最大規模となる日本アクセスの「東日本 秋季 Food convention 2025」が7月16・17日にパシフィコ横浜展示ホールB・C・Dで開催された。2日間の来序数者数は前年並みの約1万3,300人を見込んでいる。

展示会概要を説明する商品統括・マーケティング管掌
淵之上明生執行役員

第9次中期経営計画で掲げる「変革と挑戦×実践」を開催テーマに掲げ、新たなビジネスモデルの構築を目指す。出展メーカー数は、webガイドブックを含めて529社。会場(長方形)はメーカーブースを同社企画ブースが壁面で囲む形で、入場口直ぐでは同社の企画ブースである「トレンド予測」を軸に、「情報卸」「リテールソリューション」「ロジスティクス」「サステナビリティ」ブースで来場者を迎える構成となった。
「トレンド予測」では消費者動向・外国人(訪日・在留)・ECビジネスの3軸で展示。消費者動向は、消費者の感情に注目し、購買につながるヒントを提案した。また秋冬は73品がエントリー、アクセス名物「新商品グランプリ」ゾーンでの試食は今回も大盛況。冷凍食品、アイスのコーナーでは行列が絶えなかった。

そして、展示会の最大の見どころは、やはり秋冬の新商品。日本アクセスも「アクセス」ブランドを紹介する絶好の場として、ドライ・チルド・フローズンなど各ジャンルからユニークな商品を展開した。「アクセス」ブランドからは、新しいカチ(価値・勝ち)を生み出す新商品が多数。フローズンでは、総重量350gでボリューム観点の「Delcy お好み焼&焼きそば」(武蔵野/498円)。チルドでは「カルビーじゃがりこ」とのコラボレーションとなる「じゃがりこサラダ味のポテトサラダ」(ポテトデリカ/198円)が注目を集めた。

あの「じゃがりこ」がポテサラになった

得意とするチルド部門では、好評「ロッテ 生チョコパイ」シリーズから、「栗」と「ガトー・オ・ショコラ」(各税込213円)が新登場。駅弁では、スヌーピーとのコラボ商品を10月~12月に同社が先行販売する。そして、フローズンでは昨年話題を呼んだ吉本興業とのコラボ企画が第2弾。「吉たこ 白だしとろろ」(テーブルマーク/398円)は、ステージイベントとともに大反響を見せた。

昨年話題を呼んだ吉本興業とのコラボが第2弾

乾物乾麺では需要創造と未利用部分の有効活用で提案

加工食品では、「ABC cooking studio監修料理教室の特製カレー」(4人前×2/328円)や、「リンガーハットの長崎ちゃんぽん鍋スープ濃縮タイプ」2種(各348円)が登場。乾物・乾麺ジャンルからは、電子レンジ調理可能な1人前の半生そば「楽そば」(本田商店/税込138円)を新提案する。

強化部門となる酒類からは、企業コラボの第3弾が注目を集めた。11月に発売50周年を迎える東洋水産「マルちゃん焼そば」とのコラボレーションで、「マルちゃん焼そばに合うチューハイ(仮)」を来年1月に発売を予定するパネル告知が行われた。
他にも9月から伊藤忠商事とエヌアイエスフーズサービスが輸入代理店となる「キャンベルス―プ」を紹介するなど、オリジナル商品の提案に力が入った。

発売50周年を迎える「マルちゃん焼そば」に合うチューハイを開発中!

展示会概要を説明した商品統括・マーケティング管掌の淵之上明生執行役員は、自社の秋冬新商品について、「じゃがりこサラダ味のポテトサラダ」と「楽そば」を注目アイテムとし、また秋冬商戦については、長引く夏を受けた「秋棚の変化への対応」を注目ポイントに挙げた。
この他、東日本会場の独自企画として「〝〇〇不足〟は即解決!おすすめ商品はコレ!」を展開。主食不足と原料不足、タンパク質に焦点を当てた品揃えを提案した。
なお、西日本会場は7月24日~25日にインテックス大阪6号館A・Bで開催予定。メーカー506社が出展予定で、来場者は前年並みの約7,700人を見込んでいる。

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2025年7月21日付

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