日本の「辛ラーメン」売上高は、韓国、アメリカに続く世界第3位!

原宿・竹下通りに約1年間展開される
韓国発のグローバルブランド、世界100カ国以上で販売される即席麺「辛ラーメン」のPOPUPストアが再び東京・原宿に帰ってきた。昨年10月に10日間限定で展開されたPOPUPは、最大5時間待ちを記録するなど大きな反響を呼び、来場客の98%が「大満足」と回答した。そして、今回、6月10日から約1年間の予定で、原宿・竹下通りの人気韓国カフェ「OKUDO DINING&CAFÉ」が辛ラーメン専門店「辛ラーメン粉食POPUPストア」としてオープンする。粉食(ブンシク)とは、韓国で親しまれる粉で作られた軽食のことで、ラーメンやキンパ、トッポギなど、日本でもおなじみのメニュー。

店内では様々な辛ラーメンが並ぶ
今回、日本での出店は、1号店のペルー(2025年4月オープン)に次ぐ2号店。あの自動ラーメン調理機で作る「漢江(ハンガン)ラーメン体験」やフォトスポットなど、辛ラーメンワールドが展開されている。また、オープンから6日間限定で“モディシューマー”体験も行われる。“モディシューマー”とは、MODIFY(修正する)+CONSUMER(消費者)から生まれた造語で、自分好みに製品やサービスを楽しむ消費者を意味する。昨年、韓国で大ヒットした「辛ラーメン トゥーンバ」も、SNSで話題となったレシピから製品化されたように、韓国では近年、多くのメーカーが注目を集めている。

本場の自動ラーメン調理器で私だけの辛ラーメンが調理できる

出来あがった辛ラーメンは屋上でも楽しめる
「辛ラーメン」を製造販売する農心は、1965年設立から今年で60周年。即席麺だけでなくスナックや飲料の製造・販売を行うほか、同国では伊藤園「お~いお茶」等の輸入販売事業も行っている。韓国の即席麺市場におけるシェアは56.3%(2024年)と断トツ。ラーメンと言えば「辛ラーメン」を意味するほど、国民食として知られている。日本では2002年に設立した現地法人(農心ジャパン)が販売を行い、2021年に売上高100億円を突破。また「辛ラーメン」ブランドに限れば、2023年に売上高100億円を突破し、10年連続で売り上げの伸長が続いている。また、世界における「辛ラーメン」の売上高は1.3超ウォン(2024年)規模に達し、過去最高売り上げ更新が続く。農心ジャパンの鄭 永日(ジョン ヨンイル)成長戦略部門部門長は、「2028年に売上高200億円を目指す」と語り、目標に向けて順調に推移しているという。

辛ラーメン粉食POPUP出店の狙いを語るジョンヨンイル氏
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